福岡県宮若市(みやわかし)の市長が職員に対し「辞めろ」「すみませんで済むか」など、パワハラともとれる発言を繰り返していたことがわかった。

「運転手やったら自分のスマホみるんかーおー」「すみません」「すみませんで済むか」
これは、停車中の公用車内で撮影された映像の音声。
宮若市の塩川秀敏(しおかわ・ひでとし)市長が、職員に激しく言葉をあびせる様子がとらえられている。

塩川市長はほかにも、別の職員に対し「役を務まらん奴はやめるしかなかろう」などと複数の職員の前で叱責したほか、市職員の夫婦が同時に育休取得を申し出た際に担当者に対し、「2人同時に育休をとる必要があるのか」などと言ったとされている。

市長のこうした発言について複数の職員が、27日付けで市の公平委員会に職場環境の改善を申し立てた。
28日午前、塩川市長はFNNの取材に対し次のように述べた。

ーーパワハラ疑惑の件でスタッフの前でやめろと叱責していたことは事実?
塩川市長:
「その本人との中でね、うんうん、ちょっとこれから私検証してみます。」
ーー否定はされない?
塩川市長:
「もちろん、それは否定はしません。」
塩川市長は2022年3月の市長選で初当選し、現在1期目。
(「Live News days」11月28日放送より)
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