国民民主党が24日、ガソリン税のトリガー条項凍結解除を政府与党が検討することを条件に今年度補正予算案の採決で賛成したことをめぐり、立憲民主党と国民民主党の幹部間で激しい舌戦が繰り広げられた。
立憲民主党の泉代表は会見で、国民民主党の対応について「魂まで売ってしまったらおしまいで、(与党に)取り込まれてしまったらミイラ取りがミイラになる」と警告し、「連合・芳野会長と今後の対応について協議したい」と強く牽制した。
これに対し、国民民主の榛葉幹事長は会見で、「何か言ったらスネ夫が『俺ジャイアンに言うぞ』って話なのか。そう聞こえるよね」と反論した。国民的人気漫画「ドラえもん」になぞらえ、泉代表をスネ夫に、芳野会長をジャイアンに例ええて、泉代表を批判した形だ。
また、泉代表が「国民民主が自民党との選挙区調整も考えているのではないか」と指摘したことについても、「(泉代表は)全く分かっていない」と批判。各地からガソリン代をどうにかして欲しいという声が上がっているとして「我々は自民党にすり寄っているのではなく、国民に寄り添っている」と述べた。
さらに「立憲だって連合が賛成してくれたと言ったGX法案などに反対している」と、両党の支持団体の連合との連携をめぐり、立憲の対応をあてこすった。