松野官房長官は20日の会見で、19日に日本郵船の運航するバハマ籍の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が紅海のイエメン沖を南下中、親イラン武装組織フーシ派の勢力に拿捕されたと明らかにした。船員に日本人は含まれていないという。
これに対し松野長官は「政府として、このような行為を断固非難する」と述べた。
さらに、「船舶、船員の早期解放のため取り組んでいる」と強調。「イスラエルと意思疎通を図り、当事者であるフーシ派への直接の働きかけや、サウジ、オマーン、イランなどの関係国に早期釈放をフーシ派に強く求めるよう働きかけている」と述べた。
一方、フーシ派の報道官は声明で、「紅海南部でイスラエルの船を乗っ取り、イエメンの港に運行した」とした上で、今後もイスラエルと関係するすべての船を標的にすると警告している。
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