警察官になりすまして、交際相手から現金約200万円をだまし取った罪などに問われた男に、大阪地方裁判所は懲役2年4カ月の実刑判決を言い渡した。
この記事の画像(3枚)吉川剛司被告(36)は大阪府警に出向中の警察官になりすまし、交際相手の女性から現金195万円を騙し取った罪などに問われている。
だますのに使用した制服は、親族の警察官から盗んだものだった。
これまでの裁判で吉川被告は起訴内容を認めていて、検察は別の女性の中絶費用のために犯行に及んだなどと指摘して懲役3年を求刑。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。
きょうの判決で大阪地方裁判所は、「信頼につけこんで、繰り返し金銭をだまし取る悪質な犯行」として、懲役2年4カ月の実刑判決を言い渡した。