沖縄県の尖閣諸島付近で、中国の戦闘機がカナダの偵察機に異常接近していたことがわかった。
異常接近は10月14日、沖縄県尖閣諸島付近の上空で北朝鮮による瀬取りの監視活動をしていたカナダの偵察機が飛行中に起きたもの。
当時、カナダのメディアが同乗取材していて、中国の戦闘機が3mから6mの距離まで近づき、約8時間の飛行中、少なくとも2機が数時間にわたって、執拗に近づいたと伝えている。
カナダのブレア国防相は「危険で無謀だった」と非難している。
一方、中国外務省は17日の記者会見で「カナダが中国の主権を侵害したもので、厳正な申し入れを行った。カナダは客観的事実を尊重し、虚偽の情報の拡散をやめるべきだ」と反発した。