故ジャニー喜多川氏による性加害問題を大きく取り上げ、一連の動きのきっかけの一つとなったイギリスの公共放送・BBCの電子版が、2日行われたジャニーズ事務所の会見について報じた。
BBCは2日の会見について、「325人が被害者として補償を求めていて、そのうち150人が元タレントであることが確認された」と報じている。
また会見の背景として、「性被害のニュースが報じられて以降、放送局や日産、アサヒ、サントリーなどの企業が、ジャニーズ事務所のタレントの起用を取りやめていて、今回の組織再編は企業からの支持を取り戻すためだとみられる」と分析している。
既存の会社を「SMILE-UP.」と改称し、被害者の特定と補償のみに対応することと、タレントのマネジメントは新会社が担当する事も合わせて報じている。
BBCはジャニー喜多川氏について、「彼は性的虐待の疑惑に直面し、事件のいくつかは民事裁判で証明された。しかし、彼は死ぬまで日本では尊敬される人物であり続けた」としている。