台風7号は15日朝、和歌山県に上陸し、ゆっくりと近畿を縦断している。
この記事の画像(7枚)大阪市の道頓堀は、すでに暴風域に入っているが、雨や風はそこまで激しくなく、傘が差せないほどのこともない。
観光スポットとなっている戎橋には観光客とみられる方々がいるが、普段よりは少ないように感じられる。
大阪市内で街路樹が折れたりの被害も
付近の飲食店の方に話を聞くと、臨時休業をする店がある一方で、フロアを限定したり、事前に予約したお客さんのみ対応するなど制限を設けたり、店頭販売を中止するなど、対策をして営業しているという。
ほかにもこの台風の影響で、大阪市内では街路樹が根元から折れてなぎ倒されていたり、店のシャッターがはがれ落ちるなどの被害が出ていて、引き続き警戒が必要な状況。
関西空港の国際線出発ロビーでは、午前5時からすべての旅客便の着陸が制限され、国内線・国際線、ほぼすべての便が欠航になっていて、お盆休みにかかわらず、出発ロビーはがらんとしている。
午前11時半現在、空港と対岸をつなぐ連絡橋が通行止めになっていいるほか、鉄道も運転を見合わせていて、空港に立ち入ることができなくなっている。そのため、夜の便を待つ人など約650人が空港内で一晩を過ごした。
シンガポールに行く予定の人は「めっちゃ疲れました。(床が)固すぎるのと、寒くて、 何回か起きましたね」と話していた。
空港では、利用客らに寝袋と水を配る対応をとっているが、今のところ、旅客便の運航や連絡橋の通行止め解除のめどは立っていないという。
(「Live News days」8月15日放送より)