アメリカで2020年に黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官に暴行され死亡した事件で、当時現場にいた元警察官に禁固4年9カ月の判決が言い渡された。
この事件は、アメリカ中西部・ミネソタ州で2020年5月、黒人男性のフロイドさんが白人警察官から首を押さえつけられるなどして死亡したもので、人種差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター」が世界的に広がるきっかけとなった。
ミネソタ州の裁判所は7日、当時警察官として現場で周囲の人の制止にあたっていたトゥー・タオ被告に対し、過失致死ほう助の罪で禁固4年9か月の判決を言い渡した。
事件をめぐってはこれまで、タオ被告のほかに3人の元警察官に禁固刑の判決がでている。