全国で大雨による被害が相次ぎ、本格的な台風シーズンを迎えるのを前に、岡山市で7月11日、浸水の被害を防ぐための土のうが配布されました。

岡山市は西日本豪雨を教訓に2019年から出水期前後の月に1回、市内4ヵ所で市民に土のうを無料で配っています。岡山市南区浦安南町のグラウンドには11日、約50トンの土と4000枚の袋が用意され、多くの市民が集まりました。

九州地方で甚大な被害が発生するなど2023年も全国で水害が相次いでいて、今後は本格的な台風シーズンに入ります。訪れた人は次々と土を袋に詰め、車に積み込んでいました。

(訪れた人)
「(九州の)豪雨があったから来た。家のまわりが道路より低い。想定外のことが起きる可能性が十分ある。用心のために来た。」
「実家が田んぼの中にあるから用心して 笹ヶ瀬川が決壊したら怖いから。線状降水帯も最近あるから」

土のうの配布は8月6日と9月5日にも
・旧玉柏自動車練習場(岡山市北区玉柏・旭川河川敷)
・岡山市消防教育訓練センター (岡山市中区桑野)
・吉井川浄化センター(岡山市東区西大寺新地)
・浦安総合公園北JT倉庫横グラウンド(岡山市南区浦安南町)
で予定されています。

※土のう作成用の土と袋の配布(1世帯につき20袋以内)
※土又は土のう袋がなくなりしだい終了
※原則雨天決行。岡山市内に気象に関する警報等が発令された場合は中止
※当日の状況により開始時刻を早める可能性有
(土または土のう袋が無くなり次第終了)

岡山放送
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