太平洋戦争の末期に1300人以上が犠牲となった高松空襲から7月4日で78年です。高松市の慰霊施設では遺族らが集まり鎮魂の祈りを捧げました。

高松空襲の犠牲者を祭る慰霊施設、六角堂です。慰霊碑を前に行われた式には、犠牲者の遺族ら約50人が参列し、手を合わせて鎮魂の祈りを捧げました。

1945年7月4日未明。アメリカ軍によって高松市に落とされた焼夷弾は市街地の約8割を焼き、1359人の命を奪いました。あれから78年。慰霊祭は毎年、空襲の日に合わせて行われています。

遺族らの高齢化が進み、式に参列する人の数は年々少なくなっていますが、平和を祈る思いは変わりません。

(参列した遺族は…)
「ここに来るといろんなことを思い出す。戦争はもうしてほしくない。怖い」
「先人の悲しみをこれからも引き継いでいかないといけない。慰霊祭は今日的な意義があると思う」

78年前に亡くなった1359人の命の重みを決して忘れてはいけません。

岡山放送
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