大阪府摂津市で3歳の男の子に熱湯をかけて殺害したとして起訴された男が、関西テレビの取材に応じ、「殺してやろうとは思っていなかった」と話した。
「殺意なかった」男は否認…

松原拓海被告(25)は2021年8月、大阪府摂津市のマンションの浴室で交際相手の長男の新村桜利斗ちゃん(当時3歳)に高温のシャワーを浴びせ、やけどを負わせて殺害した罪などに問われている。

22日の初公判を前に松原被告が関西テレビの取材に応じ、殺人の罪について否認した。

松原拓海被告:
殺意はない。熱湯を浴びせる行為もなかった

事件を巡っては、虐待を知らせる複数の通報があったにもかかわらず摂津市が「緊急性はない」と判断したことが問題となった。
これをきっかけに、摂津市は虐待に対応する職員を増やすなど再発防止策を取っている。 悲惨な事件はなぜ起きてしまったのか。

取材に対し松原被告は「こらしめるために風呂場に閉じ込めた」と話した。
松原拓海被告:
風呂場に桜利斗ちゃんを閉じ込めて、外から鍵をかけました。(シャワー)ヘッドの向きは桜利斗ちゃんと逆向きにして、シャワーを出した状態で、温度設定を75度まで上げました

Q.なぜそんなことをした?
松原拓海被告:
トイレトレーニングをしていたのに、2回連続でオムツにうんちをしたことが引き金になって、こらしめてやりたいと思いました。殺してやろうとかやけどを負わせてやろうとは思っていなかった。想定外でした
22日からの裁判では、殺意の有無などが主な争点になる見通しだ。
(関西テレビ)