イタリアのベルルスコーニ元首相が12日、亡くなった。
86歳だった。

メディア王として知られるベルルスコーニ元首相は、1994年に中道右派政党「フォルツァ・イタリア」を立ち上げ、直後の総選挙で勝利し、3回にわたって首相を務めた。

未成年買春疑惑や、脱税事件などによる政治不信で財政危機を招いたなどとして、2011年には辞任に追い込まれ、一時、議員資格を剝奪されていた。

メローニ首相率いる「イタリアの同胞」と連立を組んだが、白血病で入退院を繰り返し、12日、ミラノの病院で亡くなった。

86歳だった。

親交が深かったロシアのプーチン大統領は、「彼の知恵を私はいつも心から称賛してきました」と、追悼のメッセージを寄せている。