梅雨や台風など本格的な雨のシーズンを前に、国や吉井川流域にある13の自治体などが参加した総合水防訓練が5月27日、岡山県和気町の河川敷で行われました。

訓練には約1000人が参加し、台風の接近と前線の影響で吉井川が氾濫し、大規模な浸水被害が発生したとの想定で行われました。

始めに大雨・洪水警報が発令されたとして、13市町村の消防団と一般市民が土嚢づくりにあたりました。この後、大雨特別警報となり、被害が拡大する中、関係機関は的確な情報伝達方法を確認していました。

また、川の中州に取り残された人などを救出する訓練が行われました。

(岡山河川事務所 末永敦対策官)
「5年前の真備町での大災害では逃げ遅れがクローズアップされた。早目の避難行動を促すことが大事だと思っている」

国土交通省では訓練を通して、各機関の役割を再確認するとともに一般の人の防災意識も高めてもらいたいとしています。

岡山放送
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