ロッテはZOOM活用トレーニングで開幕に備え

5月12日の臨時オーナー会議で6月中旬から下旬の開幕を目指す方針を改めて確認したプロ野球界。

未だ練習も制限される中、千葉ロッテマリーンズは4月下旬から、テレビ会議アプリZOOMを活用したトレーニングを球団のコンディショニング部門が主導で毎日実施している。

菊池大祐トレーニングコーチ・球団提供
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このトレーニングは2部制(第1部10時00分~10時40分、第2部10時45分~11時15分)で行っており、まず、栄養学かトレーニングの講義を受け、トレーニングを開始するというカリキュラムで、参加選手は毎回10人程度の自主参加となっている。

トレーニングする佐々木朗希・球団提供

内容は講義が10分、ストレッチ10分、体幹トレーニング10分、上半身と下半身のウエイト・トレーニング各10分、インターバルトレーニング15分が基本的なサイクル。外出自粛が続き、限られた環境の中でも、体を鍛え上げている。

球団提供

楠貴彦コンディショニングディレクターは「球場で2日に1回の自主練習が再開された中でも『密』を避けるために、選手には厳しい制限を設けました。仲間同士が顔を合わすことが出来ない、トレーニングができない中で、ZOOMを活用して、オンラインでのトレーニングや栄養、トレーニング講座などを実践しています。始めた頃は選手たちもスマホやタブレットが上手く通じなかったり、どのような感じか探り探りでしたが、今では多くの選手に集まってもらい毎日開催しています。若手では安田尚憲は精力的に参加してくれています。真面目に一生懸命汗を流してくれている印象です」と期待を寄せた。

トレーニングする安田尚憲・球団提供

 新人王を目指す安田尚憲(21)は精力的に参加

その安田尚憲内野手(21)は大阪・履正社高から2018年にドラフト1位で入団して3年目。初めて経験するZOOMトレーニングを2日に1回、さいたま市の寮の自室で行っている。「ずっと自主練習をしている中で、画面を通してでも皆と一緒にトレーニングができるというのはとても楽しく、張り合いがあります。こんな時だからこそ、高い目標をしっかりとセットして乗り越えられる選手になりたい」と球団を通じてコメントした。

また、自粛生活の中で読書にも力を入れているという安田。「時間はいつもよりあるので空いている時間に積極的に読書をするようにしています。自己啓発本などが多いですかね。羽生善治さんの「決断力」、「孫氏の兵法 最後に勝つ人の絶対ルール」。スポーツ選手や野球の本も読みますが、今は他の分野の方や歴史上の人物の本を読んで人生(野球)のヒントを探しています」と貪欲な姿勢を見せる。

球団公式インスタグラムより

昨季はイースタンリーグで本塁打と打点の二冠に輝き、今季は新人王を目標に掲げる若き大砲が6月の開幕を信じて、その時を待つ。

安田尚憲(ZOZOマリン・3月27日)

(フジテレビ・加藤忍)