欧米を中心に感染が拡大している「サル痘」について、後藤厚生労働大臣は、予防に有効とされる天然痘ワクチンを万が一の感染拡大時に十分な量を生産・備蓄していると述べました。

後藤大臣は、サル痘について国内での感染者は確認されていない、とした上で、感染予防に有効とされる天然痘ワクチンについて、「万が一の感染拡大時にも対応するために十分な量の生産・備蓄をしている」と述べました。

また、国内での患者の発生に備え「天然痘ワクチンの投与を行うなどの研究体制を整備している」と明らかにしました。

一方、サル痘の感染経路については、「性的接触だけでなく、その他の接触や飛沫でも感染するリスクがあることに留意する必要がある」と強調しました。