14人が死亡し、12人が行方不明となっている北海道・知床半島沖で起きた観光船の沈没事故で、国土交通省北海運輸局は、16日午前、船を運航していた「知床遊覧船」に対して、事業許可を取り消す行政処分を出した。

海上運送法に基づく最も重い処分で、事故による取り消しは初めて。国交省では、事故後、知床遊覧船に対して特別監査を実施。これまでに、19項目の違反が確認されていた。