自宅で作れる「段ボール電車」がかわいい!

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外出の自粛が求められている現在。
自宅でじっと過ごすことも増え、大人たちだけでなく、休校や休園が長引き、イライラがたまっているのは子どもたちも同じはず。

そんな中、家の中でも楽しく過ごすための「#おうちあそび」というハッシュタグがtwitterで人気となっている。

このハッシュタグを検索してみると、廊下に小さなカラーコーンを立てて“ミニマラソンコース”を作ったり、衣装ケースに砂を入れた“ミニ砂場”を作るなど、アイデアあふれる「おうちあそび」が多数投稿されているが…今、「電車ができました」という投稿が注目されている。

「段ボール電車ができましたー!!
…計算したつもりだったんですけど、思ったより大きくなってしまってどうしよう…ライトあり、扉開閉、畳んで収納!!明日の朝息子が起きるのが楽しみです!#おうちあそび」

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この投稿をしたのは、twitterユーザーのまる(@shishishishimr)さん。
段ボールで作ったという黄色と緑でデザインされた電車は1歳の息子さんがすっぽり入れる大きさで、なんとドアはスライド式で開閉できるようになっている。さらにタッチ式のヘッドライトがつくようになっているから本格的だ。そして、遊び終えたら畳んで収納することができるという。

このアイデアにtwitterでは「これは多くの子どもが喜ぶやつ!」「畳んで収納までできるのが素敵」とコメントが寄せられ、投稿を見て「小さな段ボール電車を作ってみた」という人も現れるなどの大人気となった。

子どもは楽しく遊べて、親は片付け楽々…という嬉しい「おうちあそび」だが、肝心の息子さんの反応はどんなものだったのだろうか?
さっそく、投稿者のまるさんにお話を聞いてみた。

電車を見つけ「ニヤニヤしながら一目散に…」

――「段ボール電車」を作ろうと思ったきっかけは?

ずっと段ボールハウスを作ってみたいと考えていたのですが、息子が電車好きになったので、どうせなら電車にしてみようと思いました。あとは真四角なので家より作るのが簡単かなと思って。

――どのようにして作った?

大きい段ボールでもサイズが足りなかったので、段ボールをいくつか組み合わせて作っています。スライド式のドアは溝にはめ込んでいるだけです。ちなみに窓などの縁は布ガムテープです。 

――朝起きて「段ボール電車」見た息子さんの反応は?

見つけた瞬間ニヤニヤしながら一目散に入って行きました!中でゴロゴロ転がって、その後すぐ扉を外されました(笑)

扉が…!
扉が…!

一目見て気に入った様子の息子さん、早速ドアと屋根を壊してしまったそうだが、すぐさままるさんによる修正が入り、屋根は被せるタイプに変更。ドアは「取って折ろうとするので今は外しています」と、笑い交じりに教えてくれた。

ちなみにこの「段ボール電車」は江ノ電がモデルということで、本物と並べてみても色合いやライトなど、“ミニチュア版”といっていいほどのクオリティになっている。

まるさんのtwitterには、乗り物がたくさん登場するテレビ番組に夢中になる息子さんの様子も投稿されていたが…

右は本物の江ノ電。特徴的なカラーリングもばっちり再現
右は本物の江ノ電。特徴的なカラーリングもばっちり再現

――息子さんは電車が、特に江ノ電が好き?

そうですね、電車が特に大好きみたいです。江ノ電は私が好きなので…(笑)

あとちょうどライトに使おうとしてたタッチライトが緑だったのでちょうどいいかなと思って江ノ電みたいにしました。息子の推しは西武線のスマイルトレインです。

 

背中が楽しそう
背中が楽しそう

実はお母さんの好みも含まれていた「段ボール電車」。
こんな風に親子の好みを合体させて「おうちあそび」を楽しむというのも素敵だ。

「おうちあそび」のアイデア続々

――息子さんは他にどんな「おうちあそび」をしている?

やはり電車関係ですかね。乗り物の本を見たり動画を見たり、電車のおもちゃを転がしたり。あとは以前私が作ったサランラップの空箱で作った電車のおもちゃでよく遊んでくれています。

(左)テレビに向かって振れる“電車推し”うちわ (右)ラップの空き箱で作った電車
(左)テレビに向かって振れる“電車推し”うちわ (右)ラップの空き箱で作った電車

「段ボール電車」以外にも、「おうちあそび」用のおもちゃをたくさん作っているまるさん。
普段は育児絵日記などをtwitterにアップしているそうだが、今後は「段ボール電車」の材料やドアの構造、折り畳めるように作る方法などのレポートを描こうと思っているところだそうだ。


――長引く外出自粛、今大変なことは?

私自身がコロナの影響で収入がなくなってしまいまして…加えて保育園が休園してしまって就活もできない状態なので特に困ってしまったのは金銭面ですかね。シングルマザーなので。
あとは毎日3食考えるのが大変です(笑)

――大きな反響がありましたが…

こんなに反響があると思わずビックリしています。
 

ライトにタッチ!
ライトにタッチ!

感染拡大を防ぐため、今が耐え時!とは言っても、普段と違う生活のリズムは誰にとってもストレスになりがち。そんな今だからこそ、親子で楽しめる「おうちあそび」を見つけて、少しでもストレスフリーに乗り切ってほしい。

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プライムオンライン編集部
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