ゴージャス!宇野昌磨の衣装がモデルの芸術的マスク

政府が1世帯に2枚の布マスクの配布を表明し、各世帯への配達が始まるなど、世界的なマスク不足が続く中、SNS上に芸術的な1枚のマスクが登場した。デザインに見覚えのある方もいるのではないだろうか。

マシュー・キャロンさんインスタグラムより
マシュー・キャロンさんインスタグラムより
この記事の画像(5枚)

そう、フィギュアスケートの宇野昌磨(22)が2019年の全日本選手権フリープログラムなどで身に着けていた衣装をモチーフに作られたものだ。

2019年全日本選手権フリー
2019年全日本選手権フリー

この再現性の高いマスクにスケートファンはSNS上で、「なんてゴージャスなんだ!」「すごいクオリティーだ!買いたい!」「心を奪われる」などと大絶賛。

衣装デザイナーのマシュー・キャロンさんが手作りしたマスク。ショートプログラムのデザインのマスクも作成。衣装と同じくキラキラした装飾を施した。
マスクはマシュー・キャロンさんのサイトで販売され、収益はWHOに寄付するとされている。

さらに宇野は3月の世界選手権へ向け練習していた動画も日本スケート連盟公式Twitterで公開。4回転ジャンプなどを次々と決めていく。世界選手権は新型コロナウイルスの影響により、開催中止となったが、「コロナウイルスの影響で皆さん大変だと思います。この時期を乗り越え、また皆さんの前で滑れるようになった時には自分らしい演技をお見せできたらと思います」とファンへ向けメッセージを届けた。

体操女子・寺本明日香はレオタードでマスクを自作

2019年体操世界選手権
2019年体操世界選手権

一方、体操女子でロンドン五輪とリオ五輪代表で3大会連続となる東京五輪出場を目指す寺本明日香(24・ミキハウス所属)はSNSで手作りのマスクを公開した。4枚の自撮り画像で、つけている2種類のマスクは色鮮やかな青色だ。鼻から口にかけて立体的な作りで、顔を上手に覆っている。

寺本明日香選手twitterより
寺本明日香選手twitterより

こちらのマスクの生地は何と自身のレオタードだった!レオタードの脇腹の部分をハサミで切り取り、手縫いで縫い、アイロンでプリーツ加工をして作成。寺本は「破れて着てなかった練習用レオタードでマスクを作ってみました。立体型とプリーツ型!我ながら上出来。でも、派手だ笑」と綴った。

美しい完成度の高い鮮やかな青色マスクをつけた姿に、「素晴らしい」「大変良く出来ました」「お洒落」「似合っていて可愛い」「使わないで飾っておきたい」と大反響だった。

高難度の手芸技を見せた寺本は東京五輪を目指す中、2月6日の練習で左アキレスけんを断裂、7日に手術を受けた。「何の予兆もなく不意の出来事。切った瞬間、あー体操人生楽しかったな、もう頑張らなくていいんだと思いました。『引退』その時はそれしか私の頭の中にありませんでした」と怪我の直後には引退を考えていたことをSNSで告白。それでも、「周りは違った。私が引退への道を進もうとしたその路線を変えてくれました。切った瞬間は絶対引退しようと思った。でも、誰が何と言おうと最後まで諦めずに自分の体操人生を貫き通そうと思ってます」と、周囲の熱い気持ち、行動に心は変わり、諦めずに復帰を目指す気持ちが定まったという。
新型コロナウイルスで延期となった東京五輪で再び輝きを見せてくれることをファンは願っている。

(フジテレビ・加藤忍)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。