困窮している飲食業界を救う「#勝手に応援 プロジェクト」

瀬戸内海の新鮮な魚介を使用した地中海料理店「Setouchi Kitchen」。ここでも、新型コロナウイルスの影響で来店客が激減していた。

地中海料理店「Setouchi Kitchen」(東京・品川)

「Setouchi Kitchen」広田健執行役員
お客様に来てもらえる時期だったので、店の売り上げがなくなったのは正直しんどい

そんな、困窮している飲食業界を救う、新たなプロジェクトがあった。

食の趣味が合う人同士で集まり、一緒に食事をするなどのイベントを運営している、2013年創業のベンチャー企業「キッチハイク」。

キッチハイク・山本雅也共同代表
一言で言うと“未来のお客さん”になろうと。今回のコロナウイルスの影響で、飲食店のお客さんが減っているという話を伺った。目の前の資金繰りが難しくなってきている。ここをどうにかして、キッチハイクがサポートできないかと…

そこで開始したのが、「#勝手に応援 プロジェクト」。チケットを買うことで、自分が好きなお店、行きたいお店を応援することができる。

「#勝手に応援 プロジェクト」

仕組みは、利用者がキッチハイクのアプリ上で応援したい店を選択し、1枚3000円のチケットを購入。支払われた代金は、キッチハイクを通じて、先に飲食店に支払われる。

購入したチケットは8月末まで利用できるため、飲食店の未来の客になれる。

来店客が激減してしまったという「Setouchi Kitchen」では、このチケットを22人が購入した。

「Setouchi Kitchen」広田健執行役員
素直に助かるというのが感想。店の売り上げが苦しい中で、少しでも今の売り上げが立てられればいいなと…

チケット購入総額は200万円を突破

この応援プロジェクトに参加した、神奈川県に住む清水悠紀さん。以前、キッチハイクのイベントで利用した中華料理店のチケットを購入した。

前払いチケットを購入した清水悠紀さん
店に行った時にすごくおいしい店で、また使いたいなと思っていた。また行きたいと思っている店が苦しんでいるんだったら、どちらにしろ使うんだったらチケットを買って応援しようと思って…

3月1日から始めたこのプロジェクトのチケット購入総額は、200万円を突破。

また、新たに1カ月以上先の来店にのみ使え、10%から30%割引でチケットが購入できる早割予約も開始した。

キッチハイク・山本雅也共同代表
まず目の前の収入が増える。これは飲食店にとっては大変大事なこと。プラスして、友達と一緒に来てくれるだとか、これをきっかけに久々に行ってみようと思ってくれるとか、来店のきっかけを増やしていることがすごくありがたいと言ってもらっている。食の現場を作る飲食店が、もっと安心して店を開けたり、お客さんとのつながりがもっと強くなるようなところをキッチハイクがサポートしていけたら…

飲食店に加え、イベントなど延期しなくてはいけないものへの応用も

三田友梨佳キャスター
Live News αでは新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からコメンテーターの方には当面それぞれの職場、もしくはご自宅から出演していただきます。今夜はコミュニティデザイナーでstudio-L代表の山崎亮さんにご自宅から出演していただきます。

三田友梨佳キャスター
山崎さん、事業の継続に困難を感じているお店や会社を応援する取り組みは広がっていくといいですね。

コミュニティデザイナー・山崎亮氏
そうですね。飲食店ももちろんですが、イベントだったり演劇など延期しなくてはいけないものについても先に購入しておく仕組みが応用できそうだなと感じました

三田友梨佳キャスター
感染の拡大で飲食業界も経済的打撃がありますが大好きな料理、大好きなお店がこの先もずっと変わらずにあるためにお客さんである私たちもできることがあるのかもしれません

(「Live News α」4月6日放送分)