「日本の良いところ・悪いところは何ですか?」

「あなたの強み・弱みは何ですか?」と聞かれて即答できる人は一体どのくらいいるのでしょうか。
就職・転職活動中であったり、日常的に意識する習慣がある人でない限り、自分を客観視する機会は少ないですよね。そんなとき、自らを客観視するだけでなく周りの人に指摘されたことが参考になったという方も多いと思います。第三者からのコメントは自分の強みにさらに自信が持てたり、弱みを受け止め改善するために大いに役立ちます。

同じように「日本の良いところ・悪いところは何ですか?」と聞かれてどのくらいの日本人がはっきり答えられるのでしょうか。
テレビなどの街頭インタビューで訪日外国人が同じような質問を受けた時、次々に出てくるコメントを聞いて「なるほど!!」と思ったことが一度はあると思います。

そこで、今回は『グローバル職人になろう!(著:山根英樹)』という書から、日本に在住する外国人が挙げる「日本(または日本人)の強み・弱み」についてまとめてみました。

日本の強み…おもてなしの姿勢、 日本製品の質の良さ

・食事がおいしい。
・完璧を追求するところ。
・何事も常に相手にとって何が喜ばれるか考えて行動するおもてなしの姿勢。
・仕事に対し一生懸命に取り組むこと。
・日本製品の質の良さ。
・災害などの大きな問題を乗り越えていけること。
・環境適応能力があること。
・治安が良い。
・計画に基づく確実な実行力と継続力。

日本の弱み…はっきりと言わない、伝統が失われている

・説明する時に回りくどい言い方をする時があるなど複雑にしてしまうこと。
・閉鎖的なところがあること。
・英語が苦手なところ。
・融通が利かないところ。
・はっきりと言ってくれない。
・会話を中断することに遠慮しているのか、わからなくても流れのまま頷いてしまう。
・誰にも完璧を求める傾向。できて当たり前という考え方。
・ひとつのことに時間をかけすぎる。
・伝統的なものが失われつつあること。

他国からの視点による外国の人々からの指摘を参考にすると日本の特色を再認識することができます。強みはさらに伸ばし、弱みは改善することができればより魅力的な日本になると思います。

あいにく、ニュースなどで取り沙汰される日本企業の不正などは、日本企業の信頼がゆらいでしまう可能性があります。世界の人々が認める「日本の強み」が崩れてしまわないようにしたいものですね。

もう1つ「豊かなアイデア」も強み

上記のほかに、日本の強みの1つとして「豊かなアイデア」を加えたいと思います。
文具や生活グッズの種類の豊富さはどこにも負けないのではないでしょうか。
日本人はゼロから製品を生み出すというより、既存のものにアイデアを加えて改良することが得意だといわれています。これは日本の強みや弱みが混じり合った結果といえるかもしれません。

日本は欧米のような他人と同じことを避ける文化ではないのでゼロからの大胆な発明はあまりしないけれども、完璧を求めたり、目新しいものより便利で良いものを求める結果、多くのアイデア商品が生み出されるのだと思うのです。

日本を客観視する機会はビジネスやコミュニケーションにおいて新たな発見となるかもしれません。

参考文献:山根英樹『グローバル職人になろう!』,中央経済社,2013,p.45-70