中国から瞬く間に感染が広まった新型コロナウイルス。

20日も北海道内で5例目となる新型コロナウイルスの感染者が確認されたほか、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客で、感染が確認された80代の男女2人が亡くなったことが新たに分かっている。

こう日々、新型コロナウイルスの感染者が増えていると、もしかしたら「自分も感染しているかもしれない」と心配になっている人もいるかもしれない。

このような場合に厚生労働省は、感染が疑われたら保健所などに設置されている「帰国者・接触者相談センター」に問い合わせることを勧めている。

しかし自分の症状が「感染を疑われる」のか「疑われない」のかすら分からなかったらどうすればいいのか。

公的機関に連絡する前、まずは誰かに相談したいと思う人も多いことだろう。そんな相談窓口の1つになりそうなスマホアプリが今 、無料で利用できる。

出典:株式会社AGREEプレスリリース

AGREE社のスマホアプリ「LEBER(リーバー)」は、2018年1月から医師に、痛みやかゆみ、皮膚トラブルなどを24時間いつでも相談できるサービスを提供してきた。相談は1件に付き100円・300円・500円+αなどと有料だったが、2月12日から「コロナウイルスに関する相談に限り」無料となったのだ。

出典:株式会社AGREEプレスリリース

無料相談をするためには、まず専用サイトで利用者登録を行う必要がある。

次に、登録した携帯電話番号とパスワードをダウンロードしたアプリに入力。アプリ画面の「相談してみる」をクリックしてアカウントを選び、「期間限定コロナウイルス」へと進めばチャットボットによる問診が始まる。

「いつから発熱しているか?」など10個程の質問に答え、支払いで「無料」を選択すると最速3分で医師からの答えが返ってくるというのだ。

今や新型コロナウイルスは大きな社会問題となっているが、無料開放したことでどんな反響があったのか? そしてどんな人が登録し、どんな医師が答えてくれるのか? 担当者に聞いてみた

家族アカウントでおじいちゃんの相談も

――無料開放した反響は?

これまで平時の登録者数は1日20人程度だったのが無料にした後は最大600人に増えました。30倍なので大きな反響があったと捉えています。

――どんなユーザーが無料相談に登録した?

無料相談に登録した方のみのデータはまだ分析していませんが、LEBER全体ですと男女比はほぼ半々。年齢層は20~40代の方がほぼ90%を占めており、60代以上は約3%程です。

――無料相談の利用者に高齢者はほとんどいない?

どうしてもスマホを使いこなせる世代のユーザーが多くなっているのでしょう。

しかしアプリでは家族の相談も無料で開放しています。無料相談の登録を行っていただくと、同じスマホの中に家族5人分のアカウントが作れます。

例えばお母さんが登録した場合、息子さんや娘さん、あるいはおじいちゃんおばあちゃんの相談もできるようになっています。

――どんな相談が多い?

我々は相談の細かな内容までは見ていません。ただ、無料相談に登録した95%以上の方は「発熱・コロナウイルスが心配」という項目を選んでいます。

一つ申し上げておきたいのですが、このアプリでは「診断」は行っておりません
我々のサービスは、厚生労働省のガイドラインにも定められている「遠隔健康医療相談」であり、あくまで一般的な医療知識の提供となります。

例えば高熱や胸の痛みなどが続く場合、お医者さんからは「ウイルス検査ができる大学病院での検査をお勧めします」「保健所に連絡して指示を仰ぎましょう」などのアドバイスを行います。お医者さんの回答は、いろんな可能性を提示していただくケースが多くなっています。

――どんなお医者さんが相談に答えてくれるの?

基本的には内科医の先生に答えていただいています。コロナウイルスの相談は優先的に内科医の先生に問診表が送られ、15分以内に回答がなければ、また別の先生に送られる仕組みです。

現在127名の内科医のお医者さんにご登録を頂いております。

――無料提供はいつまで?

今のところは4月10日までの予定ですが、期間を伸ばす可能性もあります。

すでに報じられている通り、厚生労働省では「風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方」や「強いだるさや息苦しさがある方」は、帰国者・接触者相談センターに相談するよう勧めている。

相談した方がいいのか迷っている方は、まずこのようなアプリを試してみるのもいいかもしれない。

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