今シーズン異例の早さで流行し、現在も猛威を振るっているインフルエンザ。有効な対策の一つにワクチン接種が挙げられますが、近年“針を刺さない”接種が注目されています。注射型との違いなどを取材しました。
全国的に猛威を振るい、新潟県内でも去年より1カ月以上早く流行期入りしたインフルエンザ。
県は10月29日、最新の感染状況を発表し、10月25日までの1週間の定点医療機関1カ所当たりの患者数は11.4人と前の週より増え、依然、注意報基準を超えています。
こうした中、近年注目されているのが、『フルミスト』と呼ばれる鼻から接種するタイプのインフルエンザワクチンです。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「去年も(フルミスト)を打っているが、話を聞いてみると、鼻にワクチンを打った人は、そのシーズンは(インフルエンザに)かからなかったと、ほとんどの人が言っているので、かなり注射よりも効きがいいのではないかと思う」
接種の対象年齢は2歳~18歳までで、こちらのクリニックでは2年前から接種をスタートさせました。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「大きな特徴というのはまず針を刺さない。要するに痛くない。それから1シーズン効くということ」
痛みや効果の持続期間のほかに、注射型と異なるのは費用と接種回数です。
鼻ワクチンの場合、1回8000円ほどかかるものの、打つ回数は1シーズンにつき1回のみで済みます。
一方、副反応にも若干の違いがみられるといいます。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「生ワクチンなので(副反応として)ちょっと風邪っぽい症状が出ることはあるが、高熱が出たりすることはない」
実際に鼻ワクチンを接種した子どもは…
【子ども】
「痛くなかった。(Q.注射とどっちがいい?)鼻ワクチンがいい」
【子ども】
「(Q.注射と比べてどうだった?)マシだった」
【保護者】
「注射しない分、子どもが嫌がらないのがいいと思っている。去年も同じく(鼻ワクチンを)受けたので、今年も受けた。(子どもが)注射が嫌いなので鼻のほうが楽」
こちらの病院では去年、約200人が鼻ワクチンを接種し、今年はさらに50人ほど接種する人が増えると見込んでいます。
鈴木院長は鼻ワクチンと注射型のいずれにせよ、接種の重要性を指摘した上で、引き続き、基本的な感染症の徹底を呼びかけます。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「9・10月にかかった方もワクチンは打っておいたほうがいい。うがい・手洗い、栄養状態を良くする、よく眠る、よく食べる、そういったことをきちんと気をつけておくしかない」
