宮崎県都城市のお寺の住職、佐々木慈舟さん。
今年8月に県公安委員会の委員長に就任しました。
県公安委員会とは…私たちの生活とどう関わっているのか、佐々木さんに聞いてきました。
都城市にある浄土真宗本願寺派攝護寺で、6代目の住職を務める佐々木慈舟さんです。
去年8月に県公安委員に任命され、今年8月に委員長に就任しました。
(県公安委員会 佐々木慈舟委員長)
「公安委員会の役目は、県民の目線で、第三者的な目で県警を見ていく。(警察は)きっちりしているからこそ、見えなくなる部分があると思う。県民目線で県警を見ていく委員会は、とても必要な部分だと思う」
公安委員会は、警察の民主的な運営と、政治的な中立性を確保するために設置された、合議制の行政委員会です。
国と都道府県に置かれ、警察を管理しています。
宮崎県公安委員会は、県議会の同意を得て知事が任命した3人の委員で構成されていて、委員長は委員によって選ばれ任期は1年、再任が認められています。
(県公安委員会 佐々木慈舟委員長)
「免許証に公安委員会という印が押してあると思うが、交通関係の規制とかは公安委員会の所管になっているので、そういうことを決定することがまず一つ」
10月29日は、月に3回ある定例会でした。定例会前の事前の打合せの場面だけ撮影が許されました。
警察から報告を受けて、その時々の課題について、県公安委員会として意思決定を行い県警の取り組みへも意見を伝えます。
災害時などの警察官の派遣や受け入れにも、公安委員会の許可が必要です。
(県公安委員会 佐々木慈舟委員長)
「来年の宮崎国スポ・障スポでは、恐らく宮崎県警だけでは対応しきれない、他の県警とかから応援をしていただく。それもまた公安委員会の許可があって応援を頼める」
「園長先生!」
佐々木さんにはこんな顔も…
学校法人の学園長として4つの幼稚園を運営しています。
また、宮崎県保護司会連合会の会長として保護司の活動にも取り組んでいます。
こうした幅のある活動が公安委員会の仕事にも生きているようです。
(県公安委員会 佐々木慈舟委員長)
「幼稚園で保護者と話す中で、寺で葬式や法事の時に会う方、保護司で出会う人、色々な出会いの中での話が、委員長として県民の声を代表して話すことにつながっていると解釈している」
都城警察署では署員およそ60人への講話も…
幼稚園の園長、そして住職として「ゆりかごから墓場まで」一人一人の人生に立ち会う仕事をしている佐々木さん。
交通事故で亡くなった人とも住職として向き合います。
(県公安委員会 佐々木慈舟委員長)
「住職でもある中で悲しみを無しにはできないが、人間社会の中で、制度の中で減らすことのできる悲しみならば、積極的に減らすことができればと思う」
根底にある思いは「地域のために」
県民の安心安全な暮らしのために、活動しています。
