10月29日は「国産とり肉の日」です。
干支の10番目が「酉」、そして、肉の語呂合わせから制定された記念日です。
そこで鶏肉にちなんだ特集をお伝えします。鶏肉を使った大分の郷土料理、「とり天」発祥の店とされるのが別府市の「レストラン東洋軒」で2026年、創業100年を迎えました。
これまでの歩みや味を守り続ける思いを取材しました。
開店を待ちわびた多くの客たち。この日もはるばる県外から訪れた人の姿もありました。
◆宮崎から訪れた客
「(宮崎を)7時半に出て10時半くらいに着いた(味は)最高です」
◆大阪から訪れた客
「期待通りのおいしさだった」
ここは別府市の「レストラン東洋軒」。
店を訪れるほとんどの人が注文するという名物がとり天です。
国産の鶏肉にこだわって作っています。
◆TOS梅田雄一郎記者
「衣に包まれた鶏肉にうまみがぎっしり詰まっている。味付けもしっかりしていてとてもおいしい」
東洋軒は別府市内に2店舗を構え、オンラインでも販売していて、1日におよそ200キロの鶏肉を扱います。1日に作るとり天はおよそ900人前にも上るということです。
それだけの人気を集める理由はもちろん、味へのこだわりです。
◆レストラン東洋軒戸田晃嗣店長
「他の店に比べ、ふっくら感を自分的にも感じる」
とり天はいまや大分を代表するご当地グルメとなっていますが、発祥の店とされるのが実はここ、東洋軒です。
東洋軒が創業したのは、今から100年前、大正15年のことでした。当初は洋食料理店としてスタート。いまは中華料理店として営業を続けています。
こちらは創業間もない頃のメニューです。そこには「鶏ノカマボコノ天麩羅」という料理が…これがとり天の原型とされています。
生みの親は創業者の宮本四郎さんです。
鶏肉を使った中華料理と日本の天ぷらをヒントに考案し、当時、鶏肉は衣をつけてそのまま揚げるのでなはく、ミンチにして揚げていたということです。
店の場所は変わりながらもずっと別府に根差して、こだわりの味を守り続けてきた東洋軒。
看板メニューのとり天は全国の人からも愛されるグルメとなりました。
そうした中、2026年4月に創業100年という大きな節目を迎えました。
◆レストラン東洋軒稲尾愛子専務
「(客も)皆さん孫を連れてくる人もどんどん増えて、長い年月が経ったんだなと実感している。東洋軒と言えば、とり天と言われるようなポジションになっているので、店側もこだわりを持って変わらぬ味を引き継いで客に提供していきたい」
発祥の店としてのこだわりのとり天。
東洋軒は次の100年に向けてこれからもその味を守り抜いていきます。
