29日朝は広い範囲でこの秋一番の冷え込みになり、各地で最低気温が0度未満の冬日となりました。
この冷え込みであったかグルメを求めて店には多くの人が訪れています。
29日朝、富山・高岡市の雨晴海岸。
空が赤く染まる中、多くの人が絶景をカメラに収めようと日が昇るのを待っていました。
午前6時半前、山の頂から朝日が昇ります。
撮影する人たちのシルエットが浮かび上がる中、水面から湯気のような霧が立ち上がるけあらしが発生。
幻想的な光景に多くの人が見入っていました。
訪れた人からは「きょう最高。夏から天気が悪かった。よけい感動がある。いつも見ているがいつもより一層。富山の自慢」「最高。初めてで。ネットで調べてきた。幻想的な。海がないところから来たので。岐阜から」などといった声が聞かれました。
29日朝、長野・須坂市では植木鉢の水が凍った様子が見られました。
手で持ち上げると厚さ1cmほどの氷ができていました。
その縁には、つららのような氷もできていました。
撮影した人によると、29日朝の気温は氷点下6度まで下がり、周辺には冷え込んだ影響で3cmほどの霜柱もできていたということです。
29日、寒気や晴れた夜に地表の熱が上空へ逃げる放射冷却が強まり、各地で今季初の氷点下を観測しました。
気温が0度未満の冬日も今シーズン最多となる130地点で観測されています。
島根・松江市の枕木山からは、日が昇るにつれて霧が漂い、まるで水墨画のような光景が見られました。
九州地方でも今シーズン最も寒い朝を迎えました。
福岡・久留米市のキャベツ畑の葉には朝露が見られ、駅前では通勤・通学する人たちがマフラーや厚手の上着を着込む姿がありました。
街の人からは「機能性インナー着て、すごくもう寒暖差にやられそう。(Q.体調はどうか?)朝に鼻水が出て大変」といった声が聞かれました。
29日は全国の640地点で今シーズンの最低気温を更新しました。
最低気温2.6度まで下がった大分・由布市の湯布院町。
由布岳のふもとに広がる由布院盆地がすっぽりと朝霧に包まれていました。
金鱗湖では湖面からもやが次々と立ち込め、多くの観光客が、この時期ならではの幻想的な光景を楽しんでいました。
訪れた人は「別府に移住してきたので四季折々の由布院を楽しみながら、ぜひ色んな由布院の顔を見たいなと思って来てる」と話しました。
29日朝の東京・丸の内では、ダウンジャケットを着る人、ホットドリンクを握り締める人の姿が。
東京都心も今シーズン一番の寒さとなる10.4度まで気温が下がり、冬服を着込んでの通勤・通学となっていました。
また、日中も冷たい北風が吹き続けた影響で、最高気温が16.8度と11月中旬並みの寒さとなりました。
この寒さによる現象があちらこちらで見られました。
冬の定番おやつ焼き芋を購入しようと開店から多くの人が並んでいました。
つぼでじっくり焼き上げる、蜜がたっぷりホクホクの味を楽しんでいました。
購入客からは「やばい、やばーい…。もう蜜がすごくて…(体)ポカポカです」といった声が聞かれました。
急激に寒くなった都内では、ホカホカの味を求める人たちの行列が至る所に。
この寒さで、おでんが飛ぶように売れていました。
こちらのお客さんは卵2個に、ちくわ、しらたきが6個、こんにゃくも6個と大量のおでんが入った袋にだしをたっぷりと入れます。
購入客からは「買う予定なかったけど、おでん買っちゃった」といった声が聞かれました。
30日の関東は、午後から雨が降る可能性があります。
最低気温は14度、日中も21度と再び気温が上がりそうで、寒暖差による体調の変化に注意が必要です。
29日朝の北海道・旭川市。
真っ白な雪とキャンバスに描かれた29日の天気。
季節が冬へと移り変わる一方、台風の影響が続いています。
日本の南で非常に強い勢力を維持している台風31号。
世界各国の気象機関のシミュレーションでは、沖縄地方の手前でくの字に大きなカーブを描く進路となっています。
来週の中ごろから関東地方などで雨雲がかかるなど影響が出そうで、最新の情報に注意が必要となりそうです。
午後になり、千葉県の沿岸部では天気が急変しました。
南房総市の道の駅、雨が屋根をたたきつけ雨水が激しく流れ出しています。
茂原市ではザーザー降りの雨で視界が白くなり、東京都心でも雨がぱらつき始めました。
29日朝は気温が10度台まで下がり、今シーズン一番の冷え込みとなりました。
急に冬の寒さが来たことで、鍋料理に欠かせない野菜などに影響が出ています。
あきる野市にある農園では、白菜に寒さの影響が出ていました。
1週間前に植えた白菜の苗。
東京地球農園・久保田武男さん:
これだけ小さくてこの寒さに遭ってしまうと、おそらく冬の間に結球するか分からない。葉っぱが開いたままずっと中がまとまっていかない状態。
急に気温が下がったことで白菜の苗の成長に遅れが出る恐れがあるということです。
東京地球農園・久保田武男さん:
(Q.気温が急に上がったり下がったり)もう本当にストレスですね。野菜にとっては命に関わる問題。おそらくことしの冬は(白菜が)1個1000円はくだらない。ひと冬ずっと。
この後から30日にかけ、日本付近に暖かい空気が流れ込む影響などで、北日本から西日本では大気の状態が不安定になる見込みです。
落雷や突風、ひょうなどに注意が必要です。
