長崎県松浦市鷹島沖で行われていた元寇船の発掘調査で麻雀の起源となるゲームの道具が初めて見つかりました。
28日は松浦市の鷹島公民館で成果報告会があり、市と國學院大学の研究者が鷹島沖で沈没し、見つかった3隻目となる元寇船の調査結果を報告しました。
調査は10月2日から29日間実施され、海岸から約150メートル離れた場所で水深19メートルほどの海底を調べました。
ここには船の船底に当たる部分が残っていて、すでに中国の陶器などが発見されていましたが、新たに29個の牌と5個のサイコロが見つかりました。
麻雀の起源となるゲームの道具と考えられていて、鷹島沖で発見されたのは初めてです。
國學院大学研究開発機構 池田榮史特別招聘教授
「料理が終わった後に場合によっては一服しながらカードゲームをやっていたのではないか」
「船の運航をするための人々の暮らしぶりが今回明らかになった」
また、今回、船尾の位置が確認されたことで沈んでいる船は全長15メートルと分かり、鷹島沖で見つかった3隻の中では最大級となります。
國學院大学研究開発機構 池田榮史特別招聘教授
「船尾と船首を立ち上げていくとこの状況から見ると船の大きさは30メートルクラスになるだろうと想定している」
2026年度の調査では、日本の文化庁にあたるモンゴルの機関の研究者がダイビング技術を学び、初めて、海底での調査を見学しました。
モンゴル国立文化遺産センター文化財保護検査員
バトデルゲル・アムガランバトさん
「先祖がここまで挑戦してきたことに感動した。誇りに思った。サポートを受けながら仲間と現場を見られて調査できることが一番うれしい」
調査グループでは海外の研究機関と連携を取りながら、今後、沖合の別の場所に沈没船がないか調査を進めたいとしています。
