度重なる豪雨被害に見舞われている千葉県で、雨が降り手元の温度計が17度となっている中、オクラの収穫作業が行われていました。
株式会社MoWG・山下大輝さん:
気温が下がってくると風邪ひいたりとかもちろんあるし、圧倒的に作業効率が悪くなるので。
8月の千葉豪雨に続き、9月の台風25号で何度も冠水被害に遭ったという千葉市の農家。
農業用ハウスで育てていたコマツナやホウレンソウが被害に遭い、今が旬のニンジンにも大雨の影響がみられました。
株式会社MoWG・山下大輝さん:
上から土が流れ込んで来て畑の2~3割はダメになった。土が流されたにんじんは生きているものは残っているが、売り物にならないので捨てるしかない。
さらに、土砂の影響で種がまける畑の範囲も限られるといいます。
その被害額について、山下さんは「(種を)まけなかった分まで含めれば500万円を軽く超えると思う。流された分だと多分300万円くらい」と話します。
復旧を進めたい農家にとって、雨がさらなる打撃となっています。
株式会社MoWG・山下大輝さん:
溝を掘って作物が水に浸からないようにする。植え付けとかできることは終わったので、被害が大きくならないように溝を掘ったり、細かい対策しか正直できない。
大雨が復旧を阻んでいる現場は他にもあります。
千葉・袖ケ浦市の道路沿いで見えてきたのは、土砂崩れの跡です。
この場所には、もともと中古車販売店がありましたがそれが一変。
土砂崩れによって小屋の半分を押しつぶし、車が置かれていた場所も土砂で埋まっています。
付近には、ナンバープレートがない車も残されていました。
道路沿いの店舗にも深刻な影響が出ていました。
店舗経営者:
1カ月も商売できなかったからつぶれてしまうなと…。
25日に営業再開したという店舗の前の道路は通行止めになったままで、雨の影響なのか工事はストップしていました。
袖ケ浦市の隣、木更津市でも通行止めになっている道路があり、道路の右側は斜面がむき出しになっていて、まだ土砂が残され撤去が終わっていない様子でした。
千葉県では一時133区間で通行止めとなり、復旧が進んだものの、25日の時点でも44区間で通行できない状態が続いています。
さらに、富津市の国道では高さ約60メートルの斜面が崩れました。
その高さ故に、復旧作業に使われていたのは、ビルの解体工事などに使われる世界最大の解体機です。
6日前から、斜面に残る土砂や損傷した落石防止ネットの撤去を進めていますが、通行再開の見通しは立っていないといいます。
関東ではこれからの帰宅時間にも雨が降り続く見通しで、27日夕方までの24時間に予想される雨の量は、東海で70mm、近畿や関東甲信で60mm。
長雨による土砂災害や低い土地の浸水などに注意してください。
さらに、台風31号も日本に向かってきていて、今後の進路に注意が必要です。
