台風30号は温帯低気圧に変わりましたが、列島の広い範囲で雨が降っています。
関東でも26日夕方から夜にかけての帰宅時間に雨のピークを迎える予想で注意が必要です。
26日午後2時半ごろの神奈川・箱根町の人気観光スポット・大涌谷は、目も開けられないほどの嵐となっていました。
傘もひっくり返るほど風と雨が強まっていました。
午前10時半ごろの福岡・北九州市。
カーブに差し掛かる道路では、広い範囲が冠水していました。
車が走行すると雨水が波のようになって周囲に流れ出します。
冠水した道路では、人が車を押して進むような様子がありました。
25日、台風30号から変わった温帯低気圧は、西日本付近を進んでいて、九州を中心に記録的な大雨をもたらしています。
26日朝の熊本・苓北町では、白波が岩礁エリアに次々と押し寄せていました。
また、横殴りの雨が降りつけ、視界も白くかすむほど風と雨が強まっていました。
長崎と天草を結ぶフェリーが全便欠航となるなど影響が出ていました。
長崎・五島市では25日夜、排水溝から滝のように雨水が噴き出し、排水が追い付かず、周辺が冠水していました。
冠水した道路を慎重に車が走行する様子も見られました。
長崎県内では25日夕方、南島原市の漁港で中尾輝夫さん(79)が死亡しているのが見つかりました。
中尾さんの家族は「昼過ぎに家を出た」「台風接近に備え、船の様子を見に行ったのではないか」と話しているということです。
福岡市では早朝から激しい雨となり、記録的な大雨となりました。
街灯に照らされ、激しい雨が降っていることがはっきりと分かります。
日が昇り始めると風も強まり、傘を前に倒して歩く人の姿が見られました。
福岡市西区小呂島では、午前8時20分までの12時間で66mmの雨が降り、10月としては観測史上1位を更新しました。
午前7時ごろの大分市内でも、強い風が吹き、横殴りの激しい雨が降っていました。
大分・佐伯市では、交差点に止まる車を激しい雨が打ち付けていました。
道路の一部には大きな水たまりができ、車が通るたびに水しぶきが歩道にまで打ち上がっていました。
激しい雨の中での通勤・通学となった愛媛・松山市。
傘をさして歩いていますが、地面をたたく雨粒がはねている様子もみられました。
島根・松江市の観光名所にも雨が降りつけました。
松江城では、雨がパラパラと降る中、まばらに観光客の姿も見られました。
靴の上からビニール袋を装着するなど、万全の雨対策をする観光客もいました。
奈良からの観光客:
台風過ぎたみたいだけど雨が大変。晴れている方がよかった。
元台風30号によって秋雨前線が刺激され、列島の広い範囲に朝から雨雲がかかり続けました。
雨が降る中でも多くの観光客が訪れていたのが、静岡・熱海市です。
正午の熱海市の気温は19度と、25日の同じ時間と比べ7度も気温が下がったこともあって足湯が人気でした。
足湯で温まっていた子供たちは「きもちいい」「あったかい」「今日ママが組んだ旅行で初めて雨。パパが組んだ日は毎日雨だったけど。雨でもすごく楽しかった」と話していました。
この週末も元台風30号の影響で各地で大雨となり、和歌山市内では25日、道路の冠水が発生し、波を立てながら走る車がみられました。
また静岡・沼津市では、激しい雨がアスファルトをたたきつけ、道路が冠水。
雨は関東の千葉市内でも。
25日午前11時過ぎの千葉市では、前線の影響か強い風と雨が降っていました。
この週末、埼玉県の入間市で行われた「入間万燈まつり」も雨の影響を受けていました。
巨大なみこしも雨対策がされ、市内を練り歩く様子が。
ちょうちんや太鼓に袋がかぶせられていました。
みこしを担いでいた人:
雨仕様のカバーとか私たちもレインコート持ってたりとか、お着替え持ってきたりとか準備しています。
雨に注意しながらの秋祭りとなりました。
訪れた人も、ベビーカーにビニールをかぶせるなどしていました。
祭り会場にはカラフルな綿菓子や牛串焼きなど屋台も数多く出店し、雨の中でも大盛り上がりとなっていました。
しかし、祭り客からは「お祭りはやっぱり晴れてて、少しビールが飲みたくなるくらいがちょうどいい」といった本音も聞かれました。
気象衛星「ひまわり」が捉えたのは、元台風30号の影響で列島を包み込むように雨雲が広がる様子です。
さらに日本の南で渦を巻く雲、台風31号の様子も見て取れます。
強い勢力の台風31号は、31日の土曜日ごろに非常に強い勢力で小笠原諸島の周辺を進む予想です。
今後、小笠原周辺で影響が出る恐れがあり、最新の情報に注意が必要です。
26日午後2時前、静岡・伊東市では雨脚が強くなり始めました。
駅では多くの人が雨宿りをしている様子が見られました。
元台風30号による暖かく湿った空気が秋雨前線に流れ込み、四国から関東にかけ警報級の大雨に警戒が呼びかけられました。
浜松市内の県道では、この大雨の影響とみられる土砂崩れが発生しました。
車1台が落石に衝突したということで、警察が状況を調べています。
千葉・館山市も断続的に雨が降っています。
9月の台風25号の際に冠水したエリアでは、雨に備えてでしょうか、薬局の下には土のうが置かれていました。
川には大きな流木も流れてきていて、雨への警戒が続いていました。
一方、神奈川県の人気観光地・箱根。
今が見ごろとなっている「仙石原すすき草原」では異変が起きていました。
ススキを見る遊歩道は雨の影響で水たまりができるなど、非常に道が悪い状況となり、観光客の姿がほとんど見られませんでした。
観光客の多くは、雨がしのげる箱根湯本駅周辺で見られました。
週明けの出勤が雨となった、東京・新橋駅前。
強い雨が断続的に降り続き、次々と駅から出てくる人たちはすぐに傘を開いていました。
新橋駅前では「雨が降ってて足がぬれるのですごく嫌です」「雨が思ったより強くなってきたから帰りが大丈夫か心配しながら出てきた」などの声が聞かれました。
都心では雨により気温が下がり続けています。
午後2時ごろ、東京・銀座を取材すると、気温は19度と表示されていて、時折冷たい風が吹くせいか、長袖の上にかっぱを着ていても肌寒く感じました。
街の人は「雨も降るし寒いし、服とか大変、靴も大変。困るよね、着るものに」と話しました。
