ロシア当局にスパイ容疑で拘束され解放されたアメリカ人記者が取材に応じ、拘束された北海道新聞の記者に対し日本政府は「帰国に向けて全力を尽くしている」とのメッセージを発信すべきだと訴えました。
アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」のエバン・ゲルシコビッチ記者は、2023年にロシアでスパイ容疑で拘束されて懲役16年を言い渡され1年4か月以上、拘束された後、ロシアとの身柄交換で解放されました。
ゲルシコビッチ氏は自身が拘束された際、「アメリカ政府はすぐに不当拘束だと認定して公に宣言した」として日本政府も帰国に向けて全力を尽くしているとの明確なメッセージを発信すべきだと訴えました。
その上で「ロシアは見返りを求めている。明らかに人質外交で日本政府は同盟国と連絡をとるべきだ」と述べました。
また、日本の領事面会がいまだ実現していないことについては、自身も領事面会に2週間半かかった経験を引き合いに、異例なことではないとの認識を示しました。
一方、収容生活については、「一日のうち23時間は狭い独房で過ごし精神的に厳しい」と説明し、拘束されている記者に対して「政府が助けてくれると信じていてほしい」と述べました。
