自民党の西田昌司参議院議員は22日、フジテレビ報道局の公式YouTubeチャンネル「ニュース延長戦はじめます。」に出演し、簗和生前農林水産大臣の問題や消費税減税、議員定数削減をめぐる高市早苗総理の政治姿勢について語った。
西田氏は、高市総理が掲げる「積極財政」を支持し、総裁選でも推薦人を務めた立場だ。そのうえで、高市政権を安定して続けるためには「誤っているところは正していく」必要がある、と強調した。
簗氏辞任めぐり「任命の仕組みの中に問題」
簗氏をめぐっては、自身を応援しなかった首長がいる自治体の道路予算を削る趣旨の発言に加え、演説会場に有権者を無償でシャトルバスで運んだことや、電話かけをした選挙運動員に報酬を支払った疑惑などが問題となった。
西田氏は、シャトルバスでの送迎や運動員への報酬について、「完全に公職選挙法上の違反ですよね、事実なら」と指摘。予算をめぐる発言についても、「モラル的にやってはいけないことだ」と批判し、「ちょっと政治家にはふさわしくない」と述べた。
さらに、簗氏は高市総理の応援を受けながら、小選挙区では当選できず比例代表で復活当選したことを踏まえ、「簗さんについては先がない(と予想する)。合理的に判断すると、議員を辞める方がいい」と述べ、今後、国会議員として政治活動を続けるのは難しいのではないか、との見解を示し、議員辞職すべきだとの考えを示した。

一方、高市総理の任命責任については、内閣改造にあたって簗氏を起用する際に把握していた情報と、その後明らかになった実態が大きく異なっていたと指摘。「(高市総理が)自分の情報だけでやっていた。(組閣は)広く、いろんな人の話を聞いてやらなきゃならない」と述べた。
そのうえで、「任命責任がありますと言うのだったら、その仕組みの中に問題があった。判断した自分(高市総理)にも問題があるけれども、仕組みにも問題があったというのが合理的な結論だ」と強調。本人のやる気や、本人から一方的に出される情報だけでなく、多様な情報を集めて要職に起用する仕組みに改めるよう求めた。
武部農水大臣は「辞めなければならない事案でない」
一方、後任の農林水産大臣に就任した武部新氏については、地元の会合で景品を配ったことや、公共工事を請け負っていた企業からの献金を受けていたことなどが取り沙汰されているものの、簗氏の問題とは「次元が違う」との見方を示し、「いいことじゃないが、いわゆる政治的なスキャンダルで辞めなきゃならないというような事案じゃない」と述べ、注意不足はあったものの、辞任に至る問題ではないとの認識を示した。

