ウェブサイトに使われるプログラミング言語に脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった問題は、その影響が広がっています。
不正アクセスの恐れが高まったことで、各企業ではウェブサイトの停止などが相次いでいます。
例えば、CoCo壱番屋ではネットでのテイクアウト注文を停止しているほか、すき家ではウェブでの弁当予約サービスが停止しています。
そのほか、飲食店や金融機関にも影響が広がっています。
さらに交通機関に関する企業でも、スカイマークやANA、また鉄道にも影響が広がっていて、公的機関も気象庁や厚労省など多くの省庁にまで影響が広がっています。
山崎夕貴キャスター:
多くの企業が対応に追われているわけですが、今、何が起こっているのか今一つ分かりにくい部分もあるんですが、どういうことなんですか?
遠藤玲子キャスター:
今回脆弱性が見つかった「PHP」、私も昨日初めて知りました。そこで、日本ハッカー協会の杉浦隆幸代表理事に詳しく、分かりやすく説明していただきました。
簡単にイメージすると、PHPというのは“家の鍵”だということです。
この鍵は世界中で使われていて、世界の7割が実は同じ鍵を使っていたんです。
今回はこの鍵に欠陥があり、正しい鍵がなくても侵入することができるということが分かりました。
そこで、鍵を作ったメーカーが「新しい鍵を作ったので鍵を新しくしてください」と呼び掛けているのが現状です。
そこで各企業では今まさにその鍵の交換作業を行っているということです。
山崎夕貴キャスター:
もし鍵の交換作業を行わなかったとしたら、どんな被害が考えられるんですか?
遠藤玲子キャスター:
日本ハッカー協会の杉浦さんは、内部に侵入されて金銭的な被害も考えられると指摘しています。
杉浦さんは「個人情報とかを扱っていれば、個人情報を抜いてくることができてしまう。データベースを暗号化して身代金を要求するような攻撃をする可能性もあります。止まっているサイトについては、侵入されたら困るので、いったん止めて修正を待っている段階。何もしなかった所に関しては、すでにやられている可能性もあります」と話しています。
もし何も対応策を取らなければ、個人情報の流出、身代金要求の恐れもあるということで、サイバー攻撃を仕掛けられる可能性があるということです。
榎並大二郎キャスター:
昨夜から、にわかに慌ただしくなっていますけど、個人レベルで何かできること、気を付けることはありますか?
遠藤玲子キャスター:
セキュリティー会社S&Jの三輪信雄社長によりますと、利用しているサイトが対応済みなのかどうなのかは、正直、見分けることはできないそうです。
すでに停止中のサイトについては、復旧すれば対応済みと考えられるとしています。
ただ対応が確認できなかったとしても、今、新たな個人情報の登録を行ったり、個人情報の変更は、急でなければ数日は様子を見たほうがいいと話していました。
引き続き、最新情報をご確認ください。
