業者から指定された等級よりも低い等級の牛肉を納品したとして、鹿児島県指宿市の畜産加工会社・水迫畜産の元取締役の男が10月22日、詐欺の罪で起訴された。最も悪質なケースでは、A5ランクの指定があった商品にB2やC1などの牛肉を5割以上組み合わせていたという。
約6350万円をだまし取った罪に
起訴されたのは、指宿市の畜産加工会社・水迫畜産の元取締役、水迫政輝被告(55)である。
起訴状などによると、水迫被告は2023年10月から12月にかけて、業者から指定された等級よりも低い等級の牛肉を使った商品を、ふるさと納税の返礼品として納品した。これにより、現金約6350万円をだまし取った罪に問われている。

約2.7トン、9033パックに上る
等級を偽って納品した商品は、あわせて9033パックである。牛肉の合計の重さは約2.7トンに上る。
最も悪質とされるのは、A5ランクの指定があった商品に、B2やC1などの牛肉を5割以上組み合わせて納品していたケースだ。
水迫被告は逮捕当時、警察の調べに「黙秘します」と供述している。

9月には食品表示法違反などで在宅起訴
水迫被告はこのほか、県外産の牛肉を使った商品を鹿児島県産と偽って販売し、約145万円をだまし取ったとして、食品表示法違反などの罪で9月7日に在宅起訴されている。今回は、これに続く起訴となる。
社長「またお騒がせして大変申し訳ない」
今回の起訴を受けて、水迫畜産の水迫栄治社長は鹿児島テレビの取材に応じた。
社長は「またお騒がせして大変申し訳なく思っている。今回の件に関しては中身の精査ができていない状況で、今すぐに寄付者へのコメントを出すことができない」と話している。
寄付者への説明は、現時点では示されていない。今後の対応が注目される。
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