鳥取県政に飛び込んできた大きなニュースです。
平井知事が10月21日の定例記者会見で、2027年春の知事選に出馬しない意向を表明しました。
20年間の知事の座に自ら終止符を打つ決断です。
鳥取県・平井知事:
「私としては次の4月の統一地方選挙の鳥取知事選挙には出馬しない考えを固めました。」
平井知事は午前10時に始まった定例記者会見で予定された発表事項をすべて説明したあと、自ら切り出す形で、2027年春の知事選挙に出馬しない意向を明らかにしました。
この決意の会見に臨むにあたり…。
鳥取県・平井知事:
「1期目によく着けていたネクタイをあえて締めてまいりました。」
平井知事らしさを見せますが思いが込み上げます。
「多くの皆様のおかげで初志貫徹することができた。きょうは冷静にやろうと思ってきたんですけども、本当に申し訳ありません。感謝の気持ちでいっぱいになります。本当にありがとうございました。」
平井知事は不出馬の理由について、最重要課題の人口減少問題には長期的な対策が必要なことや2033年の鳥取国スポなど、これから先に控える大きな行事を見据えた場合、ここで区切りを付けて次のリーダーに託すことが県政にとって最善と判断したと説明しました。
そして、会見の中で繰り返し使っていたのが「県民の道具」という言葉です。
「私は県民の道具であると。そういうふうに任じてまいりました。県民の道具として、いわば県民の皆さん、それから県、鳥取県のために何がベストであるか、ベターであるか、それを考えて自分のいろいろなエネルギー、これを使い果たしてでもやっていこうという決意から始めてやって、今日に今日までに至っているところでございます。」
県知事という役職は「県民のためにこそある」という決意を表した言葉だといい、この信念のもとで不出馬の決断を下したとも述べました。
「鳥取県政にとって何がベストなのか、県民の道具はこういう時にどう判断すべきなのか、それを念じてみれば、今回を区切りとするのが良いだろうと。
『身も時も力も知恵も捧げけり泥に塗れし県民の道具』そういう志でやってこれたことを幸せだと思っております。」
また、今後について問われると…。
鳥取県・平井知事:
「じゃあ何やるの?って言われても、実は真っ白なんですね。今後のことは自分らしいかもしれませんが、何も考えてない。」
「ほかの選挙に出るつもりはない」と明言し、次の知事についても自身の後継を指名する考えはないとしました。
2時間近く続いた会見の最後には約20年間の県政運営を振り返るとともに、評価される施策は継承してほしいとの思いを示しました。
鳥取県・平井知事:
「私は20年やって引いてきたレールは、そんなに間違ってないと自分では思ってます。
今後のお役に20年の蓄積が立てばということを祈るばかりでございまして、将来の鳥取県の発展の願っています。」
