国の特別天然記念物「トキ」についてです。
出雲市で分散飼育されている4羽が新潟県佐渡島にある保護センターに向けて移送されました。
移送されたのは、2026年5月から6月にかけて生まれた3羽と繁殖用に飼育されていたメスの成鳥1羽のあわせて4羽のトキです。
10月20日午後、出雲市のトキ分散飼育センターでおりに入れられたあと車に乗せられ、新潟県の佐渡トキ保護センターに向け出発しました。
出雲市トキ分散飼育係・大國和久さん:
かわいい幼鳥がいなくなるのは少し寂しいこともありますけど、佐渡でしっかりトレーニングを積んで大空に羽ばたいてもらいたい。
出雲市では2011年からトキの保護・繁殖に取り組んでいて、このセンターから佐渡に送られたのは、これで70羽になりました。
こうした出雲市での繁殖の成果もあり、近年、佐渡島での生息数が回復。
環境省は日本全体での定着を目指し、本州での放鳥を進めていて、2027年6月上旬には出雲市で最大20羽を放鳥する計画があります。
これが実現すれば西日本では初めてとなります。
出雲市トキ分散飼育係・大國和久さん:
出雲市になるべくトキがすんでもらえるように、餌場の確保について新しい事業も起こして、地元の皆さんの協力を得ながら進めていきたい。
移送されたトキも佐渡で野生復帰に必要な訓練を経て、出雲に戻って放鳥される可能性があるということです。
