北海道大学病院(札幌市北区)は、ひきこもり状態にある当事者の家族を対象とした「ひきこもり家族支援外来」を新設しました。2026年10月から相談と予約の受付を開始します。
同外来は、精神科神経科のひきこもり支援グループが担当する完全予約制の自由診療です。初回コンサルテーション(30~60分程度、2万円)のほか、家庭内での支援スキルの向上を目的に独自開発した家族支援プログラム「ひ・き・こ・も・り」を、5つのステップで定期的に提供します(7,200円)。
ひきこもり状態にある当事者は、対人接触への心理的な抵抗などから医療機関の受診が難しいケースが多く、本人が受診に至る前の段階で、家族から相談したいというニーズが高まっていました。一方、従来の保険診療では、本人が受診していない状態で家族への相談支援を継続することが制度上難しく、十分な支援につなげられないことが課題となっていました。
こうした課題を受け、同外来は自由診療として開設されました。家族の孤立を防ぎ、家庭内で生じる悪循環の改善を目指すとともに、保険診療の「ひきこもり専門外来」につなぐ役割も期待されています。
また、医療的な緊急性が高い場合や、本人の受診意欲が高まった場合には、保険診療の「ひきこもり専門外来」へ円滑に移行できる体制を整えるとしています。
