あの一件から約1カ月半。消防の広域化を巡り、自治体のトップが集まった会議が再開しました。
高知県と、市町村のトップが勢ぞろいした会場。ただ、9月にあった会議でメンバーとして参加していた須崎市は欠員の扱いです。
【前回の会議(9月3日)】
須崎市・楠瀬耕作 市長:
「この流れの中でのこの会からの離脱をさせていただきたい」
県内に15ある消防本部を一つに統合する消防の広域化。前回の会議でスケジュールありきで進む県のやり方に須崎市がノーを突きつけました。
須崎市の態度は変わらないまま協議を再開した10月19日の会議。浜田知事は冒頭陳謝しました。
浜田知事:
「前回9月3日の協議会では須崎市の離脱表明があり、議論そのものが中断する結果となりました。大変残念なことで、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
県は、新しいシステムが必要な指令業務以外の統合を当初2029年度に設定していましたが、これを事実上撤回するなどスケジュールの見直しを説明。
しかし、出席者からは現場の声をもっと聞くべきだとの意見が相次ぎました。
中土佐町・池田洋光 町長:
「この重要な案件を1時間でやろうというそもそも会議のあり方がおかしい。あまりにも性急すぎたというのはこれまで言われてきた通り。観光キャンペーンのように、一過性のものならいいが、いったんまとめたらこれはずっと続く。県一になったから職員が採用される(できる)という単純なものではない。今一度、現場のことを考えてほしい」
土佐市・板原啓文 市長:
「消防職員の納得感がまだまだ熟度がたっていない。消防長会での十分な議論、一定方向性を見出してもらうと。まとめた内容を尊重し基本的に実務協議会で仕上げていくべきではないか」
浜田知事:
「もう少し市町村消防本部の皆さんが、自分たちが考え議論してきたことがこういう形で反映されていると、実感が持てるような運営にしなければいけないと思います。県はサポート役、環境整備に徹していくことで臨んでいきたい」
19日の会議の内容は須崎市にも共有し、復帰を働きかけることにしていて、浜田知事も報道陣の取材に対し「機が熟したら私自身からの接触も考えたい」と話していました。
