大型で猛烈な勢力の台風30号は、週末にかけて沖縄県の石垣島に接近する恐れがあります。
一方、台風から離れた北日本などでは強い雨が降り、荒れた天気になっています。
19日、東京都心では最高気温が27.6度を観測し、9月中旬の暑さで10月13回目の夏日となりました。
19日午後1時半過ぎ、東京・銀座では、日差しが非常に強く手元の温度計の表示が30度を超えていました。
銀座では、上着を手に持ったり半袖姿の人の姿が多く見られる中、日差しを避けるように肩にかけていたシャツを頭からかぶる人もみられ、「暑かったです。上着持ってきたけど全然使わなかった」「暑かったですね、きょうは。もう長袖は絶対に無理だなみたいな気温」などの声が聞かれました。
一方、強い雨に見舞われた場所もありました。
高知・土佐清水市では一時、道路が冠水するほどの強い雨が降り、土佐清水市三崎で1時間に54.5mmを観測しました。
午前9時過ぎの青森市では、走行する車が大きな水しぶきを上げる様子や、斜めに降りつける雨に傘を短く持って歩く人が見られました。
また、青森・黒石市では、名産のリンゴが真っ赤に実った畑で、雨とともに強風が吹く様子もみられました。
北海道では、19日早朝から強い雨が降りました。
午前6時ごろの室蘭市では、まだ街灯がついている中で大粒の雨が降りつけ、午前7時ごろの札幌市では、黄色や赤にきれいに染まり紅葉した木々にも強い雨が降りつけていました。
前線を伴った低気圧の影響で、19日は東北などで局地的に雨が強まりました。
午前6時ごろの秋田市では、アスファルトに雨が強風で舞うように降る様子がみられ、午前9時ごろの秋田・能代市では緑色の旗が強くはためいていました。
また、午前11時ごろの秋田・由利本荘市では、建物の周りが跳ね返った雨で白くなるほど、一時、強い雨が降りました。
午後になっても雨は降り続け、住宅街では道路が冠水しているのか、車が大きな水しぶきを上げて走行していました。
18日、栃木・日光市にある紅葉の名所、奥日光の「竜頭の滝」を取材すると、木々が色づき始めていました。
1カ月前と比較すると一目瞭然、赤や黄色に色づき美しい秋の景色となっていました。
龍頭之茶屋・室根順子さん:
一番いいときだと思います。ちょっと色づきにまばらがありますので、それがだんだん赤くなってという感じで。今月いっぱいはなんとか大丈夫。
日光市内で最も早く木々が色づくといわれている「竜頭の滝」は、岩によって2つに分かれた滝が“竜のひげ”、中央の大きな岩が“竜の頭”に見えることから名付けられたとされています。
観光客からは「緑と赤のコントラストがすごいなって思いました」「娘の1歳の誕生日に紅葉見られたらなって」「迫力すごかったです。思った以上にめちゃめちゃきれいだなと思って見てました」などの声が聞かれました。
さらに、外国から来た観光客からは「台湾からです。正直元々滝を見に来たんですけど、全然紅葉の方がよかったです」「アメージング!きれいすぎる」「あ~マジできれいだ。デンマークの紅葉より色鮮やかです」「オーストラリアでは、それほどはっきりしていないと思います。秋はあるけど、葉が茶色くなって落ちるだけです」など、日光の紅葉に感激する声が聞かれました。
一方で、紅葉シーズンの日曜日ということもあり駐車場は満車となり、駐車待ちの渋滞が発生していました。
紅葉が見ごろを迎える中、気になるのが台風30号の行方です。
大型で猛烈な台風30号は、23日から24日にかけて沖縄・石垣島などに接近する見込みです。
暴風により、海上では波の高さが6メートルを超える大しけとなる恐れもある他、前線を刺激し列島に影響を与える恐れもあり、警戒が必要です。
台風30号はその後、本州からそれ、中国大陸に進む可能性が高くなっています。
