捕獲用のおりを浮かせるほどの突進を見せたのは、約150kgもの規格外な巨大イノシシ。
一体何が起きているのでしょうか。
取材班が訪れたのは、イノシシ被害に悩まされている兵庫・南あわじ市。
地元の猟友会に連れられ向かうと、おりに子どものイノシシ2頭が捕獲されていました。
19日午前5時ごろ、新たに捕獲されたといいます。
イノシシ2頭を捕獲・富山文昭さん:
きょうだいだと思う。(Q. 最近のイノシシ被害は?)もうそれはひどい!めっちゃくちゃ!昔はイノシシなんて全く出てくることなかったけど、あまりに被害が出始めたので狩猟免許を取った。
市では2026年9月までに約1800頭のイノシシを捕獲。
すでに2025年の捕獲数を上回るペースで増え続けているといいます。
こうした中、1週間前、驚愕(きょうがく)のイノシシが捕まりました。
体重約150kg、体長150cmにも及ぶ巨大イノシシです。
捕獲した木曽さんは、イノシシの迫力にがく然としたといいます。
南あわじ市有害鳥獣捕獲隊 緑捕獲班員・木曽勝己さん:
箱ワナは動いている状態で、8メートル、9メートルぐらい暴れて移動する感じ。これは普通のイノシシとは違うなという感じでした。
150kgもの巨大イノシシ。
専門家は巨体化した原因をこう分析します。
岩手大学農学部・山内貴義准教授:
これだけ大きいのはあまり聞いたことないのでびっくり。通常40kgぐらいなんだけども、150kgくらいになっていたということなので、人間由来の餌を大量に毎日のように食べていたことが原因。
イノシシはどれほどの被害を及ぼしているのでしょうか。
南あわじ市の農家を取材すると、「ここに(タマネギの)苗置いてあったやつがぴゅーっとこの状態、ボロボロ。イノシシがめくってきて、ここまで持って来たような状態。これ(イネ)は売ることはできないので全部廃棄ですね。(Q. ここ一面?)そうですね。イノシシが入ったところは100%ダメ」と話しました。
さらに、各地でクマによる人身被害も続出。
17日は奈良県や秋田県で、18日は埼玉県の秩父市で、クマに襲われけがをする事故が発生しました。
北海道では車の中にクマが侵入。
シートを激しく破壊するなど危機一髪の事態も起きています。
専門家は、この時期は特に野生動物の行動が活発化していると指摘します。
岩手大学農学部・山内貴義准教授:
冬前にして秋の豊富な餌資源をやっぱり大量に食べて、体に脂肪を蓄えて冬を乗り切りたい。人里に下りてくることが多くなる。交通事故とかね、目の前にいればブレーキかけてスピード落として行けるんですけど、横からパッと走って出てくる。
人の生活圏で遭遇する確率が高まっている今、細心の注意が必要です。
