※VOL.1から続く。
『餃子の王将』の運営会社社長が射殺された事件の判決公判が、2026年10月16日に開かれ、社長を射殺したとされた特定危険指定暴力団・工藤会系石田組幹部の田中幸雄被告(59)に無罪が言い渡された。謎の多い今回の事件。発生当初、捜査線上に浮上していた福岡の男性実業家を直撃取材した。
工藤会との関係? 「全くない」
福岡を拠点にゴルフ場など多くの事業を展開していた実業家、上杉昌也氏(82)。『王将フードサービス』の社長だった大東隆行さん(当時・72)が、2013年12月に自宅前で射殺された事件で“黒幕”と疑われた人物だ。
上杉氏は、王将の創業者一族との間で不動産などを巡る“不適切な取引”が指摘されていた人物だった。

王将フードサービスが設置した第三者委員会から不適切取引を指摘された上杉氏を直撃した。
記者) 第三者委員会の報告書には、170億円が“回収不能”と記されているが。
上杉氏) ビックリしています。本当にもう、ひどい内容です。

上杉氏) 大東さんからもそういう話はね、不明金があるんだっていう話は聞いてましたけど、私にその返済要求だとか、私に金が渡ってるんだとかということは、1回も指摘されたことありません。

上杉氏によると、巨額の取引について指摘した報告書はデタラメ。

既に王将とは和解が成立していると主張した。

また工藤会との接点はあるのかについても聞いた。
記者) 工藤会と関係は?
上杉氏) 全くありません。

記者) 田中被告が所属している石田組の組長とは?
上杉氏) 面識はございます。

記者) それはどの程度?
上杉氏) いや、どの程度ってね、普通の一般通常の関係で、そんなに深い付き合いはない。
上杉氏によると田中被告が所属する組の組長とはゴルフ場の会員券の売買などで数回、面識があるだけで、田中被告については面識すらないという。
「真相がはっきり分かることが一番大事」
記者) 単刀直入にうかがいますが、ご自身は大東さん殺害に何かしら関与していますか?
上杉氏) とんでもないです。恩こそあれ、あの人にね、恨みなんかありません。

記者) 工藤会系石田組の田中被告が、なぜ京都で事件を起こしたと?
上杉氏) 分かりません。
記者) 分からない?
上杉氏) はい。
記者) 黒幕というか、事件に関わっていそうな人物は、ご自身のなかで思いついたりするか?
上杉氏) それは、実際にね、私が指摘されてるんであって、私が否定すればね、必ず誰かがいるはずでしょう。誰がその、恩恵を被るんやと、ここまでの大きな事件になってね、私がなんか、そのことで恩恵を被ってるんなら別ですけど、どれだけ犠牲を払っています? この事件そのものが、やっぱり事実としては、きちっと現存してるわけですから。

上杉氏) しかもね、人間の大切な命を失われてるわけですから。真相が、はっきり分かることが一番、大事ですよね」

日本を代表する飲食チェーンの社長が殺害された事件。田中被告への無罪判決は言い渡されたものの、事件がなぜ起きたのか、そして誰が事件に関わったのか?

裁判でも明らかにならず、真相はいまだ闇に包まれたままだ。
(テレビ西日本)

