台風30号が発生し、1年間で台風が30個以上発生するのは2013年以来、13年ぶりということです。
災害対策チーム気象庁担当・粕尾祐介記者とお伝えしていきます。
――なぜ2026年は台風が多い?
2026年は1月から毎月、台風が発生している状況でした。
特に多かったのが8月の10個で、実はこの時期、日本の南の海上に、今年よく聞いた方も多いと思いますが、「モンスーンジャイア」と呼ばれる反時計回りの渦ができていました。
モンスーンジャイアは数千kmにも及ぶ巨大な低気圧で、湿度が非常に高く、この中では台風が発生しやすいという特徴があります。
このモンスーンジャイアが夏にかけて発生していて、台風の発生が相次いだほか、千葉豪雨にも影響しました。
――モンスーンジャイアだけが要因?
ほかにも要因があり、次の要因として、エルニーニョ現象があります。
2026年のエルニーニョ現象について気象庁は、海面水温が統計開始以来、最も高くなり、過去最強だと発表しました。
エルニーニョ現象は、南米ペルー沖の海面水温が平年よりも高くなることで、世界の異常気象の要因になると考えられています。
今年は日本近海の海面水温が高くなっていることも、台風発生の要因になっている可能性があります。
――10月の台風の特徴は?
2019年の10月に発生し被害をもたらした台風19号では、多摩川の水位が上がり、東京・世田谷区などで内水氾濫などが相次ぎました。また、長野県では車両センターが浸水し、新幹線が水につかる被害も起きました。
また、過去の10月の台風として、観測史上初めて超大型の台風として上陸した2017年の台風21号があります。
――10月の台風はなぜ被害が大きくなる?
9月以降になると、太平洋高気圧の張り出しが弱まり、また、偏西風の影響で台風が日本に接近するケースが増えます。
また、秋雨前線と重なることで、大雨になる恐れもあります。
引き続き台風に警戒し、ハザードマップを確認するなど、災害への備えを進めてください。
木村拓也キャスター:
秋の台風、影響が大きくなるという可能性もありますので、万全の備えをお願いします。
