島根県松江市の観光スポット「塩見縄手」。
ここに10月、各地のクラフトビールを取り扱う新しい酒店がオープンしました。
店に込められた店主の思いを取材しました。
「武家屋敷」に「小泉八雲旧居」など、松江市内で城下町の面影を今も残すスポットの一つ「塩見縄手」。
その一角に、10月1日にオープンしたのが「八雲酒店」。
店内に取り揃えるのは島根県を中心に中国・四国各地のクラフトビールや地酒、ワインなど約30種類が並んでいます。
店内は、「おしゃれでかわいい」をコンセプトにまるでカフェのよう。
その場で酒のおいしさを味わえるようにと約20席を用意。
テラス席からは塩見縄手を望むことができ、城下町の風情を感じながらお気に入りの1杯を楽しむことができます。
店を開いたのは、市内の歯科医・大町健介さん。
そのきっかけになったのが…。
オーナー・大町健介さん:
近くで生ビールを提供できる場所があれば作りたい。
あ、逆に作ってしまったらどうだと思ったわけです。
近くにあった「松江堀川地ビール館」の閉館でした。
施設は1999年にオープン、松江城の周囲を巡る「堀川遊覧船」の乗船場にあり、クラフトビール「松江ビアへるん」の醸造所とビアレストランを兼ね備え、多くの観光客でにぎわいましたが、2026年3月に運営会社が撤退し、レストランや売店の営業を終了しました。
オーナー・大町健介さん:
(ビアヘルンの生ビールは)本当に毎日飲んでも飽きないし、おいしい。
うまみとコクがもう爆発するような、とても幸せな気持ちになれます。
せっかくのクラフトビールを醸造所のできるだけ近くで提供したい!
「松江ビアへるん」をこよなく愛する大町さんの思いが店に託されました。
店を切り盛りするのは妻の視涼さん。
提供するのは、6種類のビアへるんです。
なかには、オープン記念として「ビアへるん」とコラボしたオリジナルビールも、ここだけの限定販売です。(LivingHappyDrinkingIPA・1300円)
トロピカルな味わいの中にクリアな苦味も残し、飲みやすいビールに仕上げました。
客:
「通りかかって、たまたま見つけてちょっと入ってみようかなと思って。」
「おいしかったです。」
「パンチ効いていました。パンチ効いてるの好きなので良かったです。」
「最高ですね。」
ビールを注ぐのは年代物のグラス。
食器を集めるのが好きな視涼さんが長年買い集めたものです。
大町視涼さん:
何かこのお客様にはこれをお出ししようかなと思うような、よく居酒屋さんで日本酒を頼むとおちょこを選ばせてくれるような、あのわくわく感をビールの世界でも取り入れられないかなと思って。
メニューには地元産の食材を使った日替わりプレートも。
ビールとあわせて楽しむことができます。(日替わりプレート・2500円)
オーナー・大町健介さん:
皆さんに飲んでいただきたい、その一心でこの店を作っていますので、ぜひ皆さんに飲みに来ていただけたらなというふうに思います。
店長・大町視涼さん:
ここを目指して、ここに来るお客様を1人でも多く、こういう店欲しかったんだという人と巡り合うと、また私も新たなエネルギーをもらえるかなと思うので頑張っていきたい。
クラフトビールのおいしさを分かち合いたい!
大町さん夫妻は、新しい店を誰でも気軽に立ち寄れる場にと意気込んでいます。
