次々と問題が噴出する福岡県議会で新たな動きです。
林泰輔県議がSNSの匿名アカウントで攻撃的な投稿を繰り返していた問題で、“攻撃された”県議に対し林県議が謝罪の手紙を送っていたことが分かりました。
8日の福岡県議会ー。
金銭授受疑惑を告発した、吉松源昭県議のもとに1通の手紙が届いていました。
◆吉松源昭 県議
「きのうですね、事務所の方に届いて。林さんからの謝罪のお手紙が…」
臨時議会での緊急動議でも話題となった林泰輔県議は、SNSの匿名アカウントで吉松県議などに対し誹謗中傷とも取れる攻撃的な内容を投稿。
その後、林県議に対する問責決議案が可決され、林県議は自民党会派を脱会しました。
その林県議からの謝罪の手紙が7日、吉松県議の事務所に届いていたのです。
◆吉松源昭 県議
「内容を読むと、『匿名のアカウントで発言したことを謝ります』という風に書いてあるんです。自分が言った誹謗中傷的な内容について悪かった、とかいうことが一行もないんですよ。本当に謝ろうと思えば部屋を訪ねてきて謝ることもできますし」
吉松県議はこの手紙を“謝罪したというアリバイ作り”だと強く批判。
一方の林県議は、TNCの取材に対し、「支援者と相談した上で自分の判断で手紙にした」と答えています。
そうした中、8日の決算特別委員会では公明党の大塚県議が、県が制作した ある絵本について質問しました。
◆公明党 大塚勝利 県議
「本年3月には、就学前の子供を対象としてワンヘルス絵本『みんな つながっている』を作成しました」
福岡県は今年3月、ワンヘルスの考え方を学ぶ教材として「みんな つながっている」と題した絵本を制作。
県内の保育園や幼稚園などに配布しています。
◆公明党 大塚勝利 県議
「この絵本を何部作成され、費用はいくらぐらいかかったのか」
◆県の担当者
「ワンヘルス絵本は8100部作成し、経費は約730万円となっております」
◆公明党 大塚勝利 県議
「この絵本の作成は、そもそも誰が、どのような経緯で発案したのでしょうか」
◆県の担当者
「現場の関係者からは、『園における体験活動がワンヘルスの理念につながっており、このことを子供たちに伝える分かりやすい教材が必要である』との声をいただきました」
◆公明党 大塚勝利 県議
「県独自で作成する必要があったのか、経費は妥当だったのか、局長の見解を伺います」
◆県の担当者
「現在、ワンヘルス関連の事業に対し県民からの疑念や指摘もあり、ワンヘルス教育について、その名称や、また今回作成した絵本などの教材・指導内容を含め、県教育委員会主催のワンヘルス教育に関する委員会において協議されます」
◆公明党 大塚勝利 県議
「世の中にはすでに優れた絵本が数多くあります。子供の年齢や発達段階に応じた推薦図書を紹介するなど、さまざまな選択肢があったのではないでしょうか」
県と県議会が強く推し進めてきたワンヘルス。
その中心にいた蔵内前議長が去った今回の議会では、事業の妥当性や成果を問う声も多く上がっていて、ワンヘルス政策はいま大きな岐路を迎えています。
