“物言う株主”として知られる香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が、会計不正と品質不正の問題で巨額の赤字となった京都市のモーター大手「ニデック」に対し、株式の“非公開化”を検討するよう要請したことがわかりました。
ニデックをめぐっては、グループ内で収益を過大に計上したり損失の計上を先延ばしにしたりするなどといった不正が見つかったほか、一部の製品で顧客に無断で設計を変更するなどの品質不正が明らかになっています。
これにより、2025年度の決算は一連の問題に伴う損失として約6321億円を計上し、約5646億円の最終赤字だったとしています。
また、決算や財務諸表などが記載された「有価証券報告書」について、監査法人は2年連続で意見を表明しない異例の展開となっています。
一連の事態について、オアシスは「株主として深く失望している」としたうえで、現在、東京証券取引所から会社の株式が“特別注意銘柄”に指定されていることを念頭に「東証から内部管理体制の整備が不十分であると判断された場合、意図しない上場廃止に至るリスクを直視する必要がある」と指摘。
そのうえで、株式の非公開化について速やかに検討するよう求めるとしています。
大量保有報告書によると、オアシスは先月16日の時点でニデックの株式・7.97%を保有する大株主です。
