鹿児島県大崎町岡別府にある吉岡農園で、2025年8月に植えたバナナが初めての収穫シーズンを迎えた。10月5日に収穫した1房からは、なんと395本ものバナナが実っており、農園主の吉岡秀博さん自身も「こんなにいっぱいとれると思っていなかった。びっくりした」と驚きを隠せない様子だった。国産バナナは希少な存在として知られており、大崎町の新たな特産品として注目を集めている。
キャベツ農家がバナナに挑んだ理由
吉岡農園はもともとキャベツの生産をメインとする農園だ。バナナの栽培を始めたきっかけは、意外にも身近なところにあった——子どもたちの好物がバナナだったのだ。その思いを形にするべく、2025年8月からバナナの栽培をスタートさせた。

植えた苗は全部で60本。植え付け当初は30センチから50センチほどの小さな苗だったが、約1年かけてすくすくと育ち、9月に初めての収穫を迎えた。ハウスの中には大きなバナナの房がいくつもぶら下がり、南国ムードが漂っている。
1房で395本——予想を超えた実り
10月5日に収穫した1房分のバナナを数えてみると、89、90、91……と続き、最終的に合計395本にのぼった。これほどの収量は農園側も予想していなかったようで、妻の美香さんは「思ったより育ったから収穫が大変だが、おいしく食べられるのでこれからが楽しみ」と語った。苦労しながらも、その先にある楽しみを見据えるコメントに、家族で農業に取り組む吉岡農園の温かな雰囲気が伝わってくる。


国産バナナとして販売へ
収穫されたバナナは1キロ2000円でインターネットを通じて販売される予定だ。

国産バナナは流通量が少なく貴重な存在であり、大崎町の新たな特産品として地域の注目を集めている。子どもたちへの思いから始まった小さな挑戦が、地域を代表するブランド農産物へと育っていく可能性を秘めている。
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