中東情勢の影響によって中止となっていた第3戦バーレーングランプリが、「第16戦バーレーングランプリinマレーシア」としてセパン・インターナショナル・サーキットにて、2017年以来9年ぶりに開催された。
異例の代替開催ではあるものの、F1™︎ファンにとってより多くのレースを楽しめるのは喜ばしいニュースだろう。ただ、現地の高温多湿な環境がマシンに与える影響は未知数であり、9年ぶりの開催ゆえに同地での走行経験がないドライバーも多いなど、波乱を予感させる不確定要素に満ちている。
そんな注目の代替レースが幕を開けた。
アストンマーティン・ホンダが今季初のダブルQ2進出
予選Q1では、アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソが14番手、ランス・ストロールが15番手に食い込み、チームとして今シーズン初めて2台揃ってのQ2進出を決めた。
一方のアウディ勢は明暗が分かれ、ガブリエル・ボルトレートが8番手と好走した一方で、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは17番手に沈みQ1敗退となった。

続くQ2ではアロンソが12番手、ストロールが14番手となり、惜しくもQ3進出は叶わなかった。
熾烈な中団争いを展開するレーシングブルズのリアム・ローソンは、すでにグリッド降格が決まっているアービッド・リンドブラッドのトゥを利用したが、11番手で惜敗。
対照的に、アルピーヌのピエール・ガスリーは、同様に降格処分を受けるフランコ・コラピントのトゥをうまく活かして9番手タイムをマークし、見事にQ3進出を果たした。
フェルスタッペンが今季初ポールポジション獲得
最終Q3では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧巻の走りを披露し、今季初のポールポジションを獲得。
2番手にはフェラーリのルイス・ハミルトンが続き、セパンでの走行経験が豊富なベテラン2人がフロントロウを独占する結果となった。

走行後、フェルスタッペンは「ようやくポールポジションを取れて本当によかった。今日の予選には満足しているけれど、明日の決勝でもトップを目指すよ」と語った。
3番手はレッドブルのアイザック・ハジャーが入ったが、彼は5グリッド降格が決まっている。ポイントリーダーであるメルセデスのキミ・アントネッリは4番手、僚友のジョージ・ラッセルは8番手だった。
先週のダブル表彰台に続き、今週末も好調さをキープしているレッドブル。
エースのフェルスタッペンが先頭グリッドを確保したことで、怒涛の追い上げを見せた昨シーズンの巻き返し劇が、この代替レースの地で再現されるのではないかとファンの期待が高まっている。

