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【速報】無許可建築物37棟の除却命令の取り消し求めたノースサファリ…行政不服審査請求は「棄却」の裁決出る|FNNプライムオンライン

【速報】無許可建築物37棟の除却命令の取り消し求めたノースサファリ…行政不服審査請求は「棄却」の裁決出る

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 違法開発問題で2025年9月末に閉園した札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」の運営会社「サクセス観光」が2026年6月、札幌市が出した行政処分「除却命令」の取り消しを求めた行政不服審査請求で10月2日、第三者機関の「開発審査会」が請求を棄却すると裁決しました。

 原則、開発が禁止される市街化調整区域にノースサファリ開園前年の2004年から獣舎や宿泊施設などを無許可で建て続け、約20年営業していたことが問題になったサクセス観光は2026年3月23日、市から無許可建築物37棟を10月末までに完全撤去するよう命じられました。

 この除却命令に対し、サクセス観光は6月22日、「約1年で建築物は7割以上撤去していて、命令の必要性はない。強行的処分は不当で違法」、「動物の生命・安全を確保した移送計画の実現には2027年11月末まで必要で、『10月末まで』は相当な期限とは言えない」などと訴え、命令の取り消しと撤去期限の延長を求め、不服審査請求を申し立てていました。

 サクセス観光と札幌市、双方の主張の書面を審理していた開発審査会は9月18日に口頭審理を開きました。

 サクセス観光側は「違法な事実があったのは間違いない。真摯に反省しないといけない。建築物の撤去は続けていく意向だ」と話した上で、「動物がいる建築物で、動物福祉の点からも撤去速度には限界がある」と主張し、改めて命令の取り消しなどを訴えていました。

 一方、市側も改めて命令の正当性を主張し、「動物の負担にならないように夏と冬を避けた上で、除却に必要な期間を設定している」と説明。「1993年以降出した除却命令は7件あるが、無許可建築物が10棟を超えた例は(サクセス観光以外に)ない」と強調していました。

 弁護士や大学教授など7人で構成される開発審査会は一連の審査を踏まえ、「違法状態を是正し、市街化調整区域における秩序ある土地利用を確保するために本件処分を発出することは『都市計画上必要な限度』の範囲内にあると認められる」、「動物の移転困難などの事情は、長年にわたり違法状態を認識しながら事業を拡大してきた審査請求人(サクセス観光)自身の行為によって招かれたものにほかならない」、「建築物の物理的な解体撤去期間に加え、動物の負担軽減を図る移動適期(春秋)にも配慮して設定された処分庁(札幌市開発指導課)の本件期限は『相当の期限』を付与したものと評価できる」などとして、10月2日、請求を棄却すると裁決しました。

 サクセス観光の代理人弁護士は「当方の主張が受け入れられなかったことは遺憾である。開発審査会の裁決は、現に建物の除却が進みつつある状況と、動物たちの福祉の観点から策定した移転計画を無視してなされたものであって、容認できない。訴訟の提起も含め、今後の対応について会社と協議して検討する」としています。

北海道文化放送
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