25日は中秋の名月。
「中秋の名月」は、1年の中で最も明るく美しい月を楽しむ行事だ。
ただ、ことしの中秋の名月は、満月ではないというのだ。いったい、どういうことなのか。
また、満月の27日は近畿では天気が崩れる予報だということで、月は「今夜のうち見ておくのが大事」と片平敦気象予報士がお月見のポイントを解説した。
■早朝からお月見の団子づくりに追われる和菓子店
大阪市住之江区にある和菓子店。早朝からお月見の団子づくりが始まっていた。
幸成堂 前田宗城さん:中秋の名月の時が(注文)多いので、1000個から、それくらい売ろうかな。あんこが嫌いっていう方にはうさぎの団子をご用意している。
お月見のルーツは、遣唐使が中国から持ち帰り、平安時代に貴族の文化として浸透。江戸時代に庶民の文化となっていく中で、今のような団子を食べる形になったのではないかということが分かっている。
和菓子店の客:お月さん見ておがむだけや。毎年見てるんよ。近所のおばちゃんときれいやねって言うて…。
和菓子店の客:お月見団子とおはぎ買いました。
早速食べようとする子供に「まだ食べない。(月は)まだ出てない。見ながら食べる」と必死で止める様子も。

■「ことしの中秋の名月は満月ではない」
多くの人が楽しみにしている秋のお月見だが、片平敦気象予報士は、「ことしの中秋の名月は満月ではありません」と話す。
片平気象予報士:旧暦の新月の日を1日目といって、そこから数えて15日目が『十五夜』です。(旧暦の)8月15日に見える月を中秋の名月というわけです。
ただ、新月から満月は必ず同じ期間でなるわけじゃなく、月の軌道が楕円とかスピード変わるなど天文学的な理由があって必ずしも同じじゃない。必ず十五夜が満月になるわけではないのです。
では、いつ満月になるのか。今回の満月は、新月から数えて17日目となる27日・日曜日の未明だ。

■今夜の月は「98%」で見た目はほぼ満月
満月ではないことしの「中秋の名月」。果たして今夜はどれだけきれいなお月様がみられるのか。片平気象予報士の解説です。
片平敦気象予報士:
和歌山県串本町の空を見ると、うっすらと月が見えます。
まだ地平線から上ってきたところなんで、どうしても薄いといいますか見えにくいです。まだ明るいですからね。これから日が暮れてくるともっと明るく煌々と輝くんじゃないかなと思います。

■お月見のポイントは「雲も多いけど、諦めないで!」
なお、満月となる27日日曜日の未明は「天気が崩れていそう」だということで、片平気象予報士は「今夜のうち見ておくのが大事です」と提案する。
さらに今夜のお月見のポイントは「雲も多いけど、諦めないで!」。
片平気象予報士:
根性論で言っているんではなくて、うっすら雲がかかっているんですよ。
だけど25日にかかっている雲はまだうっすらとした雲で、雲に隙間があるので、上手いこと雲が切れたらお月様が見られます。
ぼんやり薄く雲がかかっているおぼろ月も、それはそれで風情がありますからね。ちょっと夜ふかしして見ていただくと、諦めないで見ていたら月を見られる瞬間はあるかなと思います。
満月の27日はちょっと厳しくなりそうなので、お月見は今夜がチャンスです。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年9月25日放送)


