ハウスクリーニングや引越しの手伝いなど行う、代行会社「ベンリー」のスタッフが到着したのは福島県郡山市内の墓地。
きょうの依頼は、お盆や彼岸の時期に増えるという「墓参り代行」だ。
ベンリーには福島県内で年間約100件の依頼があり、その数も毎年2割から3割ずつ増え続けているという。
ベンリー郡山安積店の大沼優也さんは「遠方に住んでいらっしゃる方で、なかなか忙しくてお墓参りに来られないと。あとは地元に住んでいても足腰が弱くて自分で歩いて行けないという方からの依頼が一番多い」と話す。
墓石の掃除も、依頼者とオンラインで確認しながら作業する。
そして掃除が終わった後は、オンラインでの墓参りへ。今回、墓参り代行を依頼した静岡県に住む70代の女性は、両親と弟が眠る墓に画面越しに手を合わせた。
女性は「8~9年くらいは行ってないと思う。弟のことが気になっていたので、お墓参りできて、とてもうれしかった」と話した。
ベンリー郡山安積店の大沼さんが「高齢化社会になっていくにつれて、ご自身でお墓の手入れができないという方が増えていると思う」と話すように、全国的に墓参りや墓の管理ができない人が増えるなか、新たな墓参りの形が広がっている。
