アメリカ・南部テキサス州で20日、移民当局の職員が発砲し、ベネズエラ人の男性がけがをしました。
現地では、市民による抗議活動が広がっています。
テキサス州オースティンで20日、不法滞在の移民を取り締まるICE(移民・税関捜査局)の職員が男性に向けて発砲しました。
アメリカメディアによりますと、撃たれた男性はベネズエラ出身の28歳で、配達員として働いていたということです。
ICEを所轄する国土安全保障省は20日の声明で、男性の容体は安定していると説明したうえで、「この不法滞在者は、バイデン政権下で不法入国し、最終的な退去命令を受けていた」としています。
国土安全保障省は、FBI(連邦捜査局)とともに、発砲などの対応が適切だったかも含めて捜査を進めています。
一方、現場周辺には移民当局の強硬な取り締まりに抗議する人が集まり、警察が出動する事態となっています。
トランプ政権が不法滞在の移民の摘発を進めるなかミネソタ州では2026年、移民当局の職員による発砲でアメリカ人2人が死亡する事件が起きたほか、テキサス州ヒューストンでも男性が移民当局の職員に撃たれ死亡しています。
ロイター通信によりますと、トランプ大統領が2025年に就任して以来、ICEの収容施設で50人以上が死亡しているということです。
