北海道産の新米が9月11日から札幌市で販売開始です。
2026年は出来が良いうえに「令和の米騒動」のときと比べて価格が安くなっています。
「いらっしゃいませ!新米販売しています!」(米穀店のスタッフ)
「いよいよ道産の新米の季節到来です。こちらのお店では令和8年蘭越産の新米などが大量に並んでいます。去年の3割安です」(八木隆太郎フィールドキャスター)
札幌市東区の米穀店にずらりと並んだ令和8年、道産の新米。
5キロの価格は最も安い美唄産の「ななつぼし」が2750円、蘭越産の「ゆめぴりか」が3150円でした。
2025年に比べると約3割安くなっています。
「そりゃ助かりますよ。年金生活者ですから」
「娘には新米でおにぎりを作ってあげたいなと思って、きょう買いに来ました」
「安いなと思って買いに来ました。新米おいしいなと思って、秋ですし。うちに帰ったら炊こうかな」(いずれも買い物客)
炊き上がったばかりの蘭越産のゆめぴりか。ふっくらとした粒感が際立っています。
「つやつやで輝いてますね。しっかりとした粒感と程よい粘りがあって、かむと甘みがあって、新米おいしいって感じで幸せですね」(八木フィールドキャスター)
2026年の新米の出来栄えに、お米マイスターも太鼓判を押します。
「今年は天候も良く生育も順調だったので、去年に比べると出来は良いのかな。(ゆめぴりかは)つや、甘味、粘りの強いお米ですが、その特長が出ていておいしいお米でした」(松原米穀 五ツ星お米マイスター 水上雄司本部長)
11日販売された新米は3日間だけの特別価格。
今後流通が本格化すると価格はどうなっていくのでしょうか。
「コメの価格はおそらく今よりも安い価格になると予想される。コメ不足がもとで価格が高くなり、生産者は全国的にコメの生産を増やしたが、今生産が過剰な状況で価格がますます下がってしまうので(今後は)生産の抑制が必要」(酪農学園大学 相原晴伴教授)
一足早く新米を発売した本州では古米のほうが高くなるという「逆転現象」が起きています。
政府は2025年に放出した備蓄米を9月中にも一部買い戻す方針です。
「新米の価格が去年取れたコメよりも安いと消費者が安い新米を買うのは明らか。価格の維持のために短期的な方策としては、政府が備蓄米の買い入れを増やすことが必要」(相原教授)
「令和の米騒動」から一転しての「コメ余り」。
北海道でも今後、高い古米と安い新米が店頭に並びそうです。
農水省が発表した8月31日の週のコメの平均小売価格は5キロで3003円と、その前の週より109円も安くなり、3000円割れが目前に迫っています。
今後、コメの値段はどうなるのか。
酪農学園大学の相原教授は、安い新米が多く出回ることで古米もさらに値下げを迫られ、全体的にどんどん価格が下がっていくのではないかとの見立てを示しています。
消費者にとってはありがたい話ですが、主食である米を生産する農家にとっては厳しい状況が続きます。
相原教授は、政府が備蓄米の買い入れを増やして流通量を減らすことや、全国的に生産を一時的に抑制する減反政策などが必要ではないかと指摘しています。
